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第11章 愛の鎖

そして、
プロジェクトの偵察に連れていってもらったときのこと…。


悲痛な過去に苦しめられながらも、プロジェクトに真剣に向き合うことで変わろうとする光瑠さんの姿を見たとき、


『このプロジェクトは光瑠さんの"希望"そのものなんだ』と思った。


だから、光瑠さんがプロジェクトの街の名前に悩んでるって知った時、すぐに、

espoirがいいんじゃないですか？


って言った。


まさか本当にそれがそのまま採用されちゃうだなんて思ってもなかったけど、

やっぱり、"希望"って言葉はすごく前向きで…未知で…ワクワクする…素敵な言葉だと思う。