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近くて甘い
第19章 両想いの星
ごはんを食べ終わってひと段落したあと
みんなにおやすみを言って、部屋に入ると、


足と手を組み、座りながらソファーで眠る光瑠さんが目に入って、私はゆっくりと音を立てないように近付いた。


最近忙しかったから、こんな風に休暇を取っているのは久しぶりなんだろうな…


目に入ったブランケットをそっと掛けて、見つめる。



ベッドはすぐそこなのに、傍にいたいという理由から、私は起こさないように隣に座って、半分ブランケットを被った。


コテンと頭を光瑠さんの方に傾けて、目を瞑る──



この3泊4日、
突然の光瑠さんの来訪から始まって本当にびっくりすることだらけだったけど、とても楽しかった…



予定外だったけど、みんなに婚約していることも言えたし、本当に来てよかった…。



「ありがとうございます…」



ポツリと呟いて、私はそのまま、光瑠さんの隣で眠りに落ちた…。
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