この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
近くて甘い
第28章 信頼の崩壊
「……もう遅いから、お前はもう寝ろ」


「え〜〜」



「愛花、隼人を部屋に連れて行ってくれ」



「えっ…?あっ、かしこまりました…」



ゆっくりと隼人を下ろした光瑠さんは、隼人に向かって穏やかに笑った。




「ひかる…病気なの?」



「は?」




心配そうに見上げた隼人に光瑠さんは眉を上げた。



私も隼人と同じことを思った。



病気なのかは分からないけど…

きっと何かあったんだ…





「元気だして!」



「っ…いいから早く寝ろ」


「うん!おねーちゃんもおやすみ〜!」



「あっ…うん…おやすみ…」



私と光瑠さんに手を振った隼人は
愛花ちゃんに手を引かれてそのまま部屋を出て行った。





二人だけになった部屋。


光瑠さんは、閉じたドアを眺めたまま、私の方を向いてくれない。



何だか…寂しい…




「あの…おかえりなさい…」



私はそっと声を掛けながら、光瑠さんの腕を掴んだ。




「っ……」




えっ…?



何の気なしに、その掴んだ腕をスッとかわされて、私は目を見開いた。




「光瑠さん…?」




どうして…


どうして何も、言ってくれないの…?
/1187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ