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Be Loved
第1章 gemelli☆
僕には双子の兄が居る。
「空覇ー起きな!!」
「んんんー…」
「ほら、7時半だよ!!」
「あと5分…」
「だーめっはい布団から出て!!」
「いーやああああぁぁあぁっ…ふぉっ寒ぅ!!!?」
その双子の兄、陸覇に布団を剥がれ起きる朝。
今日もいつも通りの朝が始まった。
「寒いぃいいぃいい…」
「俺だって寒いよ。もーほらまた布団に戻らないの!!」
12月。
外には一昨日降った雪が未だに残っている。
道の雪は取り除かれても屋根の上はまだ雪が残っていて真っ白だ。
残雪って響きってなんだかかっこいいなぁなんて少し考える。
「…陸覇が冬将軍やっつけてくれたら起きてもいいよ」
「無茶言わないでよ…空覇」
「ん?」
「おきないとチューしちゃうよ?」
「んー?いいよ別にー」
小さいころからほっぺたへのキスは日常茶飯事だ。
キスはしなくなっても、抱きつきなどのじゃれあいは普通にやっていたし。
『やっばい…ねむ…』
また、うつらうつらと瞼が下に行き、目を閉じてしまう。
『おかしいな…夜更かしなんかしてないはずなのに…』
現実と眠りの世界を意識が行き来する。
『あ、そろそろおきないとマジでやばいかな…ん?』
重い瞼を持ち上げようと試みると、唇に圧迫感を感じた。
「空覇ー起きな!!」
「んんんー…」
「ほら、7時半だよ!!」
「あと5分…」
「だーめっはい布団から出て!!」
「いーやああああぁぁあぁっ…ふぉっ寒ぅ!!!?」
その双子の兄、陸覇に布団を剥がれ起きる朝。
今日もいつも通りの朝が始まった。
「寒いぃいいぃいい…」
「俺だって寒いよ。もーほらまた布団に戻らないの!!」
12月。
外には一昨日降った雪が未だに残っている。
道の雪は取り除かれても屋根の上はまだ雪が残っていて真っ白だ。
残雪って響きってなんだかかっこいいなぁなんて少し考える。
「…陸覇が冬将軍やっつけてくれたら起きてもいいよ」
「無茶言わないでよ…空覇」
「ん?」
「おきないとチューしちゃうよ?」
「んー?いいよ別にー」
小さいころからほっぺたへのキスは日常茶飯事だ。
キスはしなくなっても、抱きつきなどのじゃれあいは普通にやっていたし。
『やっばい…ねむ…』
また、うつらうつらと瞼が下に行き、目を閉じてしまう。
『おかしいな…夜更かしなんかしてないはずなのに…』
現実と眠りの世界を意識が行き来する。
『あ、そろそろおきないとマジでやばいかな…ん?』
重い瞼を持ち上げようと試みると、唇に圧迫感を感じた。