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Be Loved
第2章 incantation
「本っありがとうございました!!では!!」

三宅君の手から本を取り、走り出しました。
ダッシュしましたよ。
だって私の担任の先生は頭が固いので、1秒でも遅れると怒ります。

まぁ昨日頼まれていたという時点で遅刻なのでしょうが。

あと、何故か顔が熱いのです。
熱でもあるのでしょうか。



「はぁ~っ…」

先程と同じように息を切らしながらドアに手を掛けゆっくりと開く。

図書室ではなく、教室のドアを。
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