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恋セヨ乙女
第7章 鞠華と恭也
「ただいま」


「おかえりー」



鈴村さんを送って部屋に帰ると鞠華がストレッチをしている。
それを見て手を洗い、鞠華の作った夕食を盛り付けるためにキッチンに向かった。


ハーブサラダ、五穀米、蒸し鶏、野菜スープ。
ダンスを生活の中心にしている鞠華の食事は至極ヘルシーでその姿勢はストイックだ。


そんな鞠華を尊敬しているし自慢でもあった。



鞠華とは大学で知り合った。
両親が弁護士の鞠華は親の期待を一身に受け、鞠華自身も弁護士になるつもりでいた。


出会った頃から鞠華のダンスはその道でも注目されていて、でもそれはただの趣味だと言っていた鞠華が大学二年の夏、突然学校を中退した。
ダンスに身を置くためだ。


勿論親は猛反対し、そのまま家出同然に実家を出た。
それから鞠華はスクールで講師をしながらダンサーとして活動し、その生活のダンスの比重は日々増していく。



「ねぇ、あの子平気だった?」


「ああ、家まで送ってきたよ」


ストレッチを終えた鞠華がスープを温める俺の背中に絡み付く。


「恭也、先生の顔してた」


「先生だからな」


「ねぇ、あの子恭也の好きなタイプよね」


鈴村さんが?



「…馬鹿言うな。まだ子供だぞ」


「そう?」


鞠華はフフっと笑って俺の耳元に唇をつける。


「じゃあ恭也のタイプ言ってみて」


…誘ってるのか。
鍋の火を止めて鞠華に向き合い腰を抱く。



「そうだな、…大人の女の方がいいな」


鞠華にキスをする。



「…あとは?」


「キスの上手い女も好き」


鞠華が目を潤ませネットリ舌を絡ませると、俺の首に腕を回す。
それに応えるよう腰に回した俺の手も鞠華の体を這い回る。


Tシャツの裾から素肌に侵入すると、塞がれて行き場を無くした甘い吐息が鼻先から抜けた。



「恭也…他には?」


「…セックスがいい女も」


熱に侵された瞳で鞠華が俺のYシャツに手を掛けボタンを外していく。



露になった肌に鞠華が唇を這わせた。
その手はベルトに掛けられ器用に緩め…


徐々に下降し下着の上からキスする鞠華を抱き上げた。
そのまま寝室に向かいベッドに放りなげる。


むしり取るように服を脱がし鞠華を裸にして、細い首筋に顔を埋めた。







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