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恋セヨ乙女
第10章 大地
はあはあと肩で大きく息をしてティッシュに吐き出された精をゴミ箱に投げ捨てる。


そのままコツンと机に額を落とし、息を整えた。


……真優の知らない俺の秘密。
それは妄想で真優を毎晩抱いていること。


初めは真優に似たこの動画が切っ掛けだった。
本能に逆らえず、罪悪感に押し潰されそうになりながら頭の中で真優を犯した。


目に焼き付けた見える部分に見えない部分を想像で補って真優が毎晩裸になる。
ふくよかな胸も柔らかな二の腕も、白い太股も小振りな尻も頭の中では俺のもので。


でも精を吐き出し冷静になれば全て絵空事。
背徳感と虚しさ、愛しさで狂いそうだ。


…今日、真優の首筋に顔を埋めた。肌を吸った。
甘い真優の匂いと抱き寄せた線の細さが鮮明に蘇る。


渡したくない、誰にも。



健全とも不健全ともつかない葛藤の中で長い夜が更けていく。



切なく苦しい想いの中で真優への気持ちがまた募った。












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