パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 今の身体で

葵と真紀が帰って、ふ・た・り！


『麻以、これから話すこと、ちゃんと理解して聞いておくれ。』


『はい、御主人様』


麻以に、Ｍ女なんだから、何でもできるはず、って僕は思わないし、そういう調教もしない。

僕が望むことは、聡明であること。

素直で純粋であること。

性に貪欲であること。

これを望んでいるんだよ。


簡単じゃないね、でも、麻以なら出来るよ。


『出来るかしら…』

『出来る！って信じて努力はしなくちゃ、そうですね？』


『そうだよ』

自称Ｓとか、Ｍとかいう人達もたくさんいるし、それは全然悪いことではないよ。

ただ…

僕は、麻以に、治せない傷を、もう、金輪際、つけたくないんだよ…。

主は、麻以の背中を撫でながら続けた。



(御主人様、背中は気にしないで！御主人様だけの責任ではないわ)