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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第9章 玲奈~セクハラ常習犯に狙われた人妻
柳田敏郎という名がそこにはあった。
○○事業本部○○部○○課主任、という肩書である。
年齢は44歳。
今年38歳になる玲奈から見れば、6期上の先輩となる。
従業員2000人を超す商社。
柳田は、そこで完全に出世コースから外されたといってよかった。
もともと屈指の営業タイプであり、フットワークは軽い。
人たらしの技巧も、以前は上司に好評であった。
だが、彼は30代半ばの頃、一つの失策を犯す。
取引先との不透明な金銭授受が明るみに出たのだ。
それは、彼のライバルと目されていた同期社員の告発がきっかけだった。
世間には隠し通せたものの、経営層はこれを重く受け止めた。
結局、柳田は2段階降格し、以降は冷や飯を食っている状況が続いている。
そして、彼はそこから荒れ始めたのだった。
「玲奈さん、どうしますか、これ?」
矢島は上司である課長を親しげに名前で呼んでいる。
これは玲奈が課員全員に指示したものだった。
「そうね。またかって感じだけど」
「玲奈さんがご存知の通り、柳田さんはここ数年で何度も糾弾されています」
「ええ」
「全て女性社員に対するセクハラ疑惑ですよ」
矢島の言葉は事実だった。
降格されて以降、柳田は数えきれないほどの問題を起こしてきた。
その大半が、女性社員へのセクハラ行為であった。
一般職、派遣社員を含めれば、働く女性社員は数多い。
柳田は、彼女たちに触手を伸ばし、ハラスメント疑惑を繰り返していた。
ボディタッチなどは日常茶飯事。
社屋内で若い女性社員に暴行したという、まことしやかな噂もある。
だが、どれも決定的な証拠がなかった。
どういうわけか、女性社員は一様に、最後にその訴えを取り下げるのだ。
柳田が何か裏工作をしている。
いや、弱みを握られている上司が彼をかばいつづけているのだ。
社内には様々な噂があったが、どれも噂の域を超えるものではなかった。
「同じ部の30歳女性に、カラオケボックスでキスを強要したようです」
矢島は、玲奈を眩しそうに見つめながらも、淡々と説明した。
38歳になる人妻、玲奈。
鋭さを感じさせる瞳、そして白く透き通った肌。
黒色のパンツスーツ姿が、人妻のスタイルの良さを強調している。
美貌と色気、そして強さをも備えた女性課長だった。
○○事業本部○○部○○課主任、という肩書である。
年齢は44歳。
今年38歳になる玲奈から見れば、6期上の先輩となる。
従業員2000人を超す商社。
柳田は、そこで完全に出世コースから外されたといってよかった。
もともと屈指の営業タイプであり、フットワークは軽い。
人たらしの技巧も、以前は上司に好評であった。
だが、彼は30代半ばの頃、一つの失策を犯す。
取引先との不透明な金銭授受が明るみに出たのだ。
それは、彼のライバルと目されていた同期社員の告発がきっかけだった。
世間には隠し通せたものの、経営層はこれを重く受け止めた。
結局、柳田は2段階降格し、以降は冷や飯を食っている状況が続いている。
そして、彼はそこから荒れ始めたのだった。
「玲奈さん、どうしますか、これ?」
矢島は上司である課長を親しげに名前で呼んでいる。
これは玲奈が課員全員に指示したものだった。
「そうね。またかって感じだけど」
「玲奈さんがご存知の通り、柳田さんはここ数年で何度も糾弾されています」
「ええ」
「全て女性社員に対するセクハラ疑惑ですよ」
矢島の言葉は事実だった。
降格されて以降、柳田は数えきれないほどの問題を起こしてきた。
その大半が、女性社員へのセクハラ行為であった。
一般職、派遣社員を含めれば、働く女性社員は数多い。
柳田は、彼女たちに触手を伸ばし、ハラスメント疑惑を繰り返していた。
ボディタッチなどは日常茶飯事。
社屋内で若い女性社員に暴行したという、まことしやかな噂もある。
だが、どれも決定的な証拠がなかった。
どういうわけか、女性社員は一様に、最後にその訴えを取り下げるのだ。
柳田が何か裏工作をしている。
いや、弱みを握られている上司が彼をかばいつづけているのだ。
社内には様々な噂があったが、どれも噂の域を超えるものではなかった。
「同じ部の30歳女性に、カラオケボックスでキスを強要したようです」
矢島は、玲奈を眩しそうに見つめながらも、淡々と説明した。
38歳になる人妻、玲奈。
鋭さを感じさせる瞳、そして白く透き通った肌。
黒色のパンツスーツ姿が、人妻のスタイルの良さを強調している。
美貌と色気、そして強さをも備えた女性課長だった。