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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第9章 玲奈~セクハラ常習犯に狙われた人妻
「ああ、無性に腹立つんですけど!」
生ビールをあおる部下、矢島のことを、玲奈はおかしそうに見つめている。
「ふふふ、老獪な男にしてやられたってところかしら」
「玲奈さん、そんなのんきなことを言って」
矢島が柳田の事情聴取をした日、2人は会社近くのビアホールに足を運んだ。
玲奈は、酒に強いことで社内でも昔から有名であった。
誘ったのは玲奈のほうだった。
「でも頑張ったと思うわよ。初めての事情聴取だったんだからね」
玲奈は、自らのジョッキを矢島のそれに軽く当てた。
そして、さもおいしそうに、ビールを喉に流し込んだ。
「結局、証拠がなきゃ駄目なんですか、玲奈さん」
仕事を忘れたかのように酒を楽しむ女性上司に、矢島は助けを求めた。
「女性の証言があれば、それはちゃんとした証拠になるわよ」
「それなんですけど、玲奈さん・・・・・・・」
矢島はそこで、玲奈に入手したばかりの情報を教えた。
玲奈にとって、しかし、それは特に驚くべきことではないようだった。
「どうやら今回の女性、訴えを取り下げそうなんです」
「いつものことね」
「ええ・・・・・・」
「裏で何か動いてるのよ、矢島君」
玲奈は何かを想像するように、賑わう店内の遠くを見つめた。
「それに、玲奈さん、柳田さんについて、変な噂を聞いたんですけど」
「あら。これ以上、変な噂ってあるの?」
「少し言いにくいんですけど・・・・、どうしようかな・・・・・・・」
「男らしくないわね。私、そういうの一番嫌いって知ってるわよね」
「はい・・・・・」
「ねえ、どんな噂?」
矢島はしばらくためらった後、一気にビールを飲み干した。
そして、目の前に座る玲奈にささやくように言った。
「どうやら、あの人、超テクニシャンらしいんです」
「テクニシャン?」
「つまり、その・・・・」
「女性の扱い方ってこと?」
「要するにそういうことです。エッチが抜群にうまいらしくて」
「何それ・・・・・」
「だから、逆に彼に接近する女性もいるんだって」
「彼がうますぎるから? まさか」
朱里は矢島の言葉の意味を一笑に付した。
「どうせ彼が自分で言いふらしてるんでしょう。女性に対する最大の侮辱ね」
きつい視線を維持しながらも、人妻の瞳は僅かに揺れている。
生ビールをあおる部下、矢島のことを、玲奈はおかしそうに見つめている。
「ふふふ、老獪な男にしてやられたってところかしら」
「玲奈さん、そんなのんきなことを言って」
矢島が柳田の事情聴取をした日、2人は会社近くのビアホールに足を運んだ。
玲奈は、酒に強いことで社内でも昔から有名であった。
誘ったのは玲奈のほうだった。
「でも頑張ったと思うわよ。初めての事情聴取だったんだからね」
玲奈は、自らのジョッキを矢島のそれに軽く当てた。
そして、さもおいしそうに、ビールを喉に流し込んだ。
「結局、証拠がなきゃ駄目なんですか、玲奈さん」
仕事を忘れたかのように酒を楽しむ女性上司に、矢島は助けを求めた。
「女性の証言があれば、それはちゃんとした証拠になるわよ」
「それなんですけど、玲奈さん・・・・・・・」
矢島はそこで、玲奈に入手したばかりの情報を教えた。
玲奈にとって、しかし、それは特に驚くべきことではないようだった。
「どうやら今回の女性、訴えを取り下げそうなんです」
「いつものことね」
「ええ・・・・・・」
「裏で何か動いてるのよ、矢島君」
玲奈は何かを想像するように、賑わう店内の遠くを見つめた。
「それに、玲奈さん、柳田さんについて、変な噂を聞いたんですけど」
「あら。これ以上、変な噂ってあるの?」
「少し言いにくいんですけど・・・・、どうしようかな・・・・・・・」
「男らしくないわね。私、そういうの一番嫌いって知ってるわよね」
「はい・・・・・」
「ねえ、どんな噂?」
矢島はしばらくためらった後、一気にビールを飲み干した。
そして、目の前に座る玲奈にささやくように言った。
「どうやら、あの人、超テクニシャンらしいんです」
「テクニシャン?」
「つまり、その・・・・」
「女性の扱い方ってこと?」
「要するにそういうことです。エッチが抜群にうまいらしくて」
「何それ・・・・・」
「だから、逆に彼に接近する女性もいるんだって」
「彼がうますぎるから? まさか」
朱里は矢島の言葉の意味を一笑に付した。
「どうせ彼が自分で言いふらしてるんでしょう。女性に対する最大の侮辱ね」
きつい視線を維持しながらも、人妻の瞳は僅かに揺れている。