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第1章 圭子～南国のリゾート地にて

私たちツアー一行は、全員で10名弱でした。

全て日本人で、大半は女性客です。

日本人ガイドは彼ひとり、あとはローカルのガイドが3名います。

最初のレッスンを経て、私たちは海中に入っていきます。

透き通った海の中を覗けば、色とりどりの熱帯魚がサンゴ礁の周辺を泳いでいます。

足がまだつく場所で、ガイドが丁寧に私たちを指導してくれます。

「そうそう、上手。圭子さん、その調子で」

ふと気づくと、日本人のガイドは、妻にマンツーマンで指導しています。

不安そうな妻の姿が、どこか彼に甘えているようにも見えます。

黒色のブラが、形のいい妻の小ぶりな乳房を魅力的に包んでいます。

妻を名前で呼ぶ彼の姿に、私はほのかな嫉妬を感じました。

やがて、海の深い部分に私たちは進んでいきます。

想像以上にあっけなく、私は初めてのダイビングを始めることができました。

すぐに余裕が出た私は、妻の姿を海中で探しました。

少し離れたところに、妻はガイドと一緒にいました。

ガイドの手が、妻の腰のくびれに触れています。

背後から密着するように彼は動き、妻の全身に彼の手が伸びていきます。

妻の手もまた、彼の腕をしっかりとつかんでいます。

彼の手が妻の乳房を覆うのを、私ははっきりと目撃します。