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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第1章 圭子~南国のリゾート地にて
「乾杯!」

その日の夜、私たちはオープンエアのイタリアンレストランで夕食をとった。

ホテル敷地内にあり、ワインが評判の場所だ。

体験ダイビングを無事に終えたこともあり、私たちの気分はどこか高揚していた。

「最初は圭子もかなり不安そうだったから心配したよ」

オーナーお勧めのハウスワインが、グラスの中で白く輝いている。

ビーチの向こうに広がる水平線の彼方に、大きな太陽がゆっくり沈んでいく。

「そうね。でも、ガイドさんがいたから、何とかペースをつかめたわ」

ワイングラスを傾けながら、妻は昼間のことを思い出すようにそう言った。

確かにあのとき、あのガイドは妻の乳房を掴み、何度も揉みしだいた。

妻は初めは戸惑ったように見えたが、途中から、彼に全てを委ねるように、抵抗の仕草を見せようともしなかった。

あれは、私の見間違いだったのだろうか・・・・・・・

先ほどから、私の体奥でそんな疑問が何度も頭をもたげている。

見間違いだ。そうに決まっている。

ガイドもただ、妻を指導するために、体に触れただけだろう。

妻もまた、そんなガイドの行為のことを、何も気にしていないに違いない。

だが、私は完全に疑念を払しょくすることができなかった。

「ガイドさん、圭子に付きっ切りだったからなあ」

私はさりげなく、そんなことを聞いてみた。

「そうね。随分私が頼りなさげだったからじゃないかしら」

ワインを飲む妻の頬が、ほんのりと紅く染まっている。

リゾートらしく、妻は大胆に肩を露出したワンピースを着ていた。

水着と同じ、黒色のブラの紐が、私を誘惑するようにそこにある。
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