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第14章 瞳～図書館での出来事

藤崎の熱く物欲しげな唇は、夫のそれとはまるで違った。

彼のキスは瞳をひどく興奮させた。

「王妃の全てを奪います」

瞳の唇を強く吸いながら、彼は激しく右手を動かす。

美唇に差し込まれた彼の何本もの指先。

とろとろに潤った新妻のあそこが、限界にまで追い詰められていく。

駄目っ、藤崎さんっ・・・・・

テーブルの上に、瞳の蜜が蕩けだしていく。

いやらしいっ・・・・

自分の肉体の敏感さを恨むと同時に、瞳は最上の快楽に溺れていく。

何かを想起するように激しいピッチで突いてくる彼の硬い指先。

あっ！・・・・、あっ！・・・・・・

荒々しい兵士たちに激しく腰を突き動かされている光景。

獣のような男たちは、どこまでもたくましい。

あっ！・・・・、あんっ！・・・・・

瞳の美乳が揺れ、先端が愛らしく突起していく。

「王子が見たら何と言うでしょうか」

瞳は、耐えきれない風に自分から舌を差し出していく。

ああっ、早くっ・・・・・

「我慢しなさい」

焦らすような彼の甘いささやき。

駄目っ・・・・、藤崎さん、私・・・・・・・

叫びたいような欲求と、体験したことのない熱。

ああっ・・・・・、ああんっ！・・・・・・

全てを快楽の渦に委ねようとした直前。

藤崎がその指先の動きを止めた。

そして、唇もそっと離した。

止めないでっ・・・・・

激しく息を乱しながら、瞳は強くそれを欲した。

クールな声で、彼がささやいてくる。

「どうして欲しいですか」

「藤崎さん・・・・」

瞳の声は、自分でも驚くほどに甘く、色っぽかった。

「いじめないでください・・・・・」

「ここで止めましょうか、王妃」

瞳は答えることができない。

人妻を追い込むように、乳首を舌先で弾く彼。

「あんっ・・・・・」

指先を震わせながら、瞳が声を絞り出す。

「私、こんな気分になったこと・・・・」

「王妃はまだ本当の悦びを知らないようだ」

彼の言葉に、瞳の肉体がうずく。

「知りたいんですね、本当の悦びを」

「・・・・・」

「言いなさい、王妃」

彼の命令が、瞳に快楽を与えた。

兵士たちに見つめられていることを想像しながら、瞳はそっと告白した。

「教えてください・・・・・」

「王子には内緒ですよ、妃」

唇を噛み、頬を官能に染めて、瞳はかすかにうなずいた。