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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第18章 貴子~息子の友人の父親との出来事
「陽太の家にお泊まりしたい」
息子がそう切り出したのは。夏休みに入ってすぐのことだった。
「いいでしょう、夏休みなんだからさあ」
相変わらず夫は忙しい。
家族で旅行に行く予定もなく、貴子は息子に少し申し訳ない気持でいた。
「陽太のパパも楽しみにしてるんだって」
「陽太君のパパが?」
しばらく見かけない彼だったが、妻が不在ということでまだ大変な日々を送っているに違いない。
妻が海外から戻るのは秋頃という。
父子だけの夏休みに何か変化が生まれるのなら、それはそれでいいのかもしれない。
貴子はそんなことを考え、深夜、帰宅した夫に相談してみることにした。
「いいじゃないか、隼人が行きたいのなら。一晩くらい泊まってくれば」
夫はあっさりと貴子に答えた。
「陽太君のところは奥様がいらっしゃらないから」
「そうだったね。向こうもにぎやかになれば少しは気が紛れるんじゃないのか」
そう言った後、夫は貴子を見つめ、言葉を続けた。
「普段は食事だって大変だと思うよ」
「いつもはおばあちゃんがいらしてるみたいだけど」
貴子はそう言いながら、いつの日か見かけた陽太の父親のことを思いだした。
弁当が入ったコンビニの袋を手にし、息子と帰宅した父親。
「貴子の手料理でも作ってやれば喜ぶかもな」
「私の手料理?」
確かにそれは名案に思えた。
彼らにできることはしてやりたいという気持ちは、いつも貴子の心にあった。
そして、貴子は陽太の父親に電話をした。
「本当によろしいんでしょうか、息子がお邪魔しても」
「是非いらしてください。陽太もすごく楽しみにしてるんですよ」
「じゃあ・・・・、その代わり、もしよろしければ、夕食を用意させてください」
少し緊張しながら、貴子はそう提案した。
「えっ、奥様にですか?」
「私の手料理で申し訳ないですが、それぐらいのことはさせてくださいな」
「いや、でも・・・・」
「よろしいですよね」
珍しく、貴子は少し強引に言葉を続けた。
「じゃあ、甘えさせてもらおうかな・・・・。陽太も喜びますよ」
息子が泊まりに行くのは、翌週の土曜日に決まった。
その日は貴子の夫が出張のために不在の予定だった。
夕食には何を準備しようかしら。
貴子は、その週末に向けて緊張と共に、どこか楽しみをも感じていた。
息子がそう切り出したのは。夏休みに入ってすぐのことだった。
「いいでしょう、夏休みなんだからさあ」
相変わらず夫は忙しい。
家族で旅行に行く予定もなく、貴子は息子に少し申し訳ない気持でいた。
「陽太のパパも楽しみにしてるんだって」
「陽太君のパパが?」
しばらく見かけない彼だったが、妻が不在ということでまだ大変な日々を送っているに違いない。
妻が海外から戻るのは秋頃という。
父子だけの夏休みに何か変化が生まれるのなら、それはそれでいいのかもしれない。
貴子はそんなことを考え、深夜、帰宅した夫に相談してみることにした。
「いいじゃないか、隼人が行きたいのなら。一晩くらい泊まってくれば」
夫はあっさりと貴子に答えた。
「陽太君のところは奥様がいらっしゃらないから」
「そうだったね。向こうもにぎやかになれば少しは気が紛れるんじゃないのか」
そう言った後、夫は貴子を見つめ、言葉を続けた。
「普段は食事だって大変だと思うよ」
「いつもはおばあちゃんがいらしてるみたいだけど」
貴子はそう言いながら、いつの日か見かけた陽太の父親のことを思いだした。
弁当が入ったコンビニの袋を手にし、息子と帰宅した父親。
「貴子の手料理でも作ってやれば喜ぶかもな」
「私の手料理?」
確かにそれは名案に思えた。
彼らにできることはしてやりたいという気持ちは、いつも貴子の心にあった。
そして、貴子は陽太の父親に電話をした。
「本当によろしいんでしょうか、息子がお邪魔しても」
「是非いらしてください。陽太もすごく楽しみにしてるんですよ」
「じゃあ・・・・、その代わり、もしよろしければ、夕食を用意させてください」
少し緊張しながら、貴子はそう提案した。
「えっ、奥様にですか?」
「私の手料理で申し訳ないですが、それぐらいのことはさせてくださいな」
「いや、でも・・・・」
「よろしいですよね」
珍しく、貴子は少し強引に言葉を続けた。
「じゃあ、甘えさせてもらおうかな・・・・。陽太も喜びますよ」
息子が泊まりに行くのは、翌週の土曜日に決まった。
その日は貴子の夫が出張のために不在の予定だった。
夕食には何を準備しようかしら。
貴子は、その週末に向けて緊張と共に、どこか楽しみをも感じていた。