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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第20章 明子〜密室に通う妻
翌日もまた、私たちはビーチで1日を過ごすことにしました。

リゾートの陽光が上空から降り注ぎ、私の横には水着姿の妻がいます。

トップスとショートパンツで肢体を隠すのは、昨日と同じです。

長い脚を持て余すように横になった妻は、穏やかな表情で本を読んでいます。

妻の美しい素肌を見つめながら、私は戸惑いを感じずにはいられませんでした。

「明日またスパに行ってもいいかしら」

昨夜、ベッドの中で漏らした妻の言葉が私の頭でぐるぐると回り続けています。

それは、いつものように私が妻を抱き、あっけなく果てた後の言葉でした。

考えすぎかもしれません。

しかし、私には妻の言葉と私の行為の間に、何か関係があるように思えてなりませんでした。

私自身がスパでセラピストに与えられた妙な興奮。

女性セラピストとはいえ、妻もまた、昨日のスパで思いがけぬ心地よさを体験したのではないだろうか。

本を閉じ、目を閉じて寝入った様子の妻を見つめ、私は一人戸惑いの中にいました。

やがて、正午が近づいてきました。

「明子、スパは何時頃行くのかな」

「あなた、いいのかしら、ほんとに」

妻のそんな言葉にさえ、私の戸惑いは激しく刺激されてしまいます。

「勿論だよ。俺はここで一人でのんびりしてるから」

「ごめんなさい・・・。昨日と同じ頃にホテルの人がここに来るって言ってたわ」

「じゃあ軽くランチを済ませておこうか」

ランチが終わってしばらくした後、昨日と同じ若い男性スタッフがやってきました。

「あなた、じゃあ行ってきます」

「ゆっくりしておいで、明子」

「ありがとう」

彼と並んで砂浜を歩いていく妻の姿を、私は戸惑いを抱えたまま見つめました。

気のせいでしょうか、妻は彼と何か話して少し笑っているように見えます。

どういうわけか、私は嫉妬の混じった興奮が体奥で疼くのを感じました。

水着姿の妻、或いは夜のコテージから漏れ聞こえる妻の嬌声。

他の男性がそれを見聞きして興奮する様子を、私はどういうわけかこのリゾートに到着後、何度も想像しています。

その想像は私を嫉妬させ、ひどく興奮させるのです。

そんな感情を隠し持っていたことに、私はこれまで全く気づきませんでした。

やがて、明子は彼と一緒に砂浜から姿を消しました。

それは、私の長い午後の始まりでした。
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