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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第22章 佳織〜夫の知らない妻
不気味な地響きのような音は、時間をおいて数回続いた。
登山道は、昨夜の大雨でところどころ柔らかくなっていた。
そのせいで、土砂崩れが発生したのだろうか・・・
不安に包まれたまま、芳彦は妻を抱きしめた。
「もうすぐ嵐も収まるよ」
二人は闇の中で体を寄せ合って、時が経つのを待った。
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
いつしか雷の音は遠方に消え去り、風雨も徐々に弱まり始めた。
「あなた、天気が回復してきたわ」
「佳織、よく頑張ったな」
芳彦は妻の肢体を強く引き寄せた。
濡れたシャツの下で盛り上がる妻の胸元が、芳彦の腕に触れる。
妻に対する欲情が急速に頭をもたげてくる。
「佳織・・・」
闇の中、芳彦は妻の唇を強引に奪った。
「はんっ・・・・」
決して奔放な姿を見せない妻が、珍しく甘い息を吐く。
「あなた、駄目っ、こんなところで・・・・」
「いいじゃないか・・・」
妻の首筋に舌を這わせ、細身ながら盛り上がった妻の美乳を揉みしだく。
あんっ、とかすかに悶えながら、妻の全身が妖しく震える。
感じている・・・・
おとなしく、控えめな妻がこんな風に敏感に反応する姿を、芳彦は初めて見た。
激しい興奮に支配され、芳彦は妻のデニムのボタンをまさぐった。
だが、妻は普段の自分を忘れたわけではなかった。
「あなた、ここじゃいや」
強い調子で夫を咎めると、その腕を押し返した。
「早く宿に戻りましょう。皆さん、心配してるはずよ」
興奮を引きずった夫から逃げるように、妻がドアを開けて外の様子をうかがった。
「あなた、来て!」
妻の弾んだ声に、芳彦もまた外に出た。
「見て、あなた」
妻は上空を見つめている。
そこには、これまで見たことのないような満天の星が輝いていた。
「嵐は完全に去ったようだね」
「思ったよりも外は明るいわ」
妻が言う通り、小屋の周りにはどうにか歩けそうな明るさがあった。
腕時計は午後8時を既に回っている。
そのとき、芳彦の耳に何かが届いた。
「佳織、何か聞こえるぞ」
二人は星空の下でじっと耳を澄ました。
少し下方から、車のクラクションのような音が確かに二人に届いた。
「ふもとはすぐそこかもしれない」
「あなた、行きましょう」
二人は小屋を後にし、希望に満ちた足取りでふもとを目指した。
登山道は、昨夜の大雨でところどころ柔らかくなっていた。
そのせいで、土砂崩れが発生したのだろうか・・・
不安に包まれたまま、芳彦は妻を抱きしめた。
「もうすぐ嵐も収まるよ」
二人は闇の中で体を寄せ合って、時が経つのを待った。
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
いつしか雷の音は遠方に消え去り、風雨も徐々に弱まり始めた。
「あなた、天気が回復してきたわ」
「佳織、よく頑張ったな」
芳彦は妻の肢体を強く引き寄せた。
濡れたシャツの下で盛り上がる妻の胸元が、芳彦の腕に触れる。
妻に対する欲情が急速に頭をもたげてくる。
「佳織・・・」
闇の中、芳彦は妻の唇を強引に奪った。
「はんっ・・・・」
決して奔放な姿を見せない妻が、珍しく甘い息を吐く。
「あなた、駄目っ、こんなところで・・・・」
「いいじゃないか・・・」
妻の首筋に舌を這わせ、細身ながら盛り上がった妻の美乳を揉みしだく。
あんっ、とかすかに悶えながら、妻の全身が妖しく震える。
感じている・・・・
おとなしく、控えめな妻がこんな風に敏感に反応する姿を、芳彦は初めて見た。
激しい興奮に支配され、芳彦は妻のデニムのボタンをまさぐった。
だが、妻は普段の自分を忘れたわけではなかった。
「あなた、ここじゃいや」
強い調子で夫を咎めると、その腕を押し返した。
「早く宿に戻りましょう。皆さん、心配してるはずよ」
興奮を引きずった夫から逃げるように、妻がドアを開けて外の様子をうかがった。
「あなた、来て!」
妻の弾んだ声に、芳彦もまた外に出た。
「見て、あなた」
妻は上空を見つめている。
そこには、これまで見たことのないような満天の星が輝いていた。
「嵐は完全に去ったようだね」
「思ったよりも外は明るいわ」
妻が言う通り、小屋の周りにはどうにか歩けそうな明るさがあった。
腕時計は午後8時を既に回っている。
そのとき、芳彦の耳に何かが届いた。
「佳織、何か聞こえるぞ」
二人は星空の下でじっと耳を澄ました。
少し下方から、車のクラクションのような音が確かに二人に届いた。
「ふもとはすぐそこかもしれない」
「あなた、行きましょう」
二人は小屋を後にし、希望に満ちた足取りでふもとを目指した。