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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第22章 佳織〜夫の知らない妻
「2時か・・・」
目が覚めた時、腕時計は午前2時前であることを示していた。
いつもとは違う固い布団の上だ。
街の喧騒とは無縁の山中。
網戸の向こうにある外の闇からは、夏の虫たちの音だけが聞こえてくる。
長い1日だった。
山奥で出会った男の家にいることを思い出し、芳彦は蒸し暑さに額を拭った。
「冷房がないときついな」
横になったのは午前零時が近いころだっただろうか。
いつに間にか2時間近く眠ったことになる。
汗ばむほどの暑さに目を覚ましてしまったようだ。
寝入ってしまうと朝まで目を覚さない芳彦には、それは珍しいことだった。
芳彦は少し離れた場所にいる妻に視線を投げた。
「暑いからシャツを脱ぐわ」
眠りに就く前、佳織はそんなことを言って大胆にシャツを脱いだ。
長い1日の疲労に包まれ、すぐに眠りに落ちてしまった二人。
妻はすっかり熟睡しているようだ。
ブラとショーツだけを身につけ、暗がりの中で寝息を立てている妻の肢体。
首筋から胸元の谷間にかけてうっすらと汗が浮かんでいる。
オレンジ色の小さな灯りに浮かび上がる下着姿の妻は、なんともいえずなまめかしい。
細身でありながら、形よく盛り上がった乳房を包むブラ。
繊細な刺繍が施されたショーツが、妻の秘所を隠している。
片膝を曲げて立てるような格好で、妻は長い美脚を露わにしていた。
剥き出しになった太腿が白く光り、暗闇の中でも確かな色気を漂わせている。
41歳の妻は、いつも以上に悩ましく、男好きのする躰を無防備に見せつけていた。
「佳織・・・・」
登山中に感じた妻の肉体への欲情が、急速に蘇ってくる。
芳彦は妻の肩に手を伸ばし、ブラの紐に手をかけた。
あの男と親しげに会話を交わし、ビールを楽しんだ妻の姿。
夫が知らないそんな妻の一面は、芳彦をひどく興奮させていた。
紐の下に手を差し込み、下着をゆっくりと剥ぎ取ろうとする。
そのときだった。
芳彦は手の動きを止めた。
廊下の奥で何か物音がしたのだ。
「・・・」
足音が静かに近づいてくる。
慌てて妻の肢体から手を引き、芳彦は天井を向いたまま目を閉じた。
ドアが開く。
しばらくの沈黙が漂う。
静寂に耐えきれず、芳彦は闇の中でかすかに目を開けた。
上半身裸で、短パンだけを身につけた男のたくましい体がそこにあった。
目が覚めた時、腕時計は午前2時前であることを示していた。
いつもとは違う固い布団の上だ。
街の喧騒とは無縁の山中。
網戸の向こうにある外の闇からは、夏の虫たちの音だけが聞こえてくる。
長い1日だった。
山奥で出会った男の家にいることを思い出し、芳彦は蒸し暑さに額を拭った。
「冷房がないときついな」
横になったのは午前零時が近いころだっただろうか。
いつに間にか2時間近く眠ったことになる。
汗ばむほどの暑さに目を覚ましてしまったようだ。
寝入ってしまうと朝まで目を覚さない芳彦には、それは珍しいことだった。
芳彦は少し離れた場所にいる妻に視線を投げた。
「暑いからシャツを脱ぐわ」
眠りに就く前、佳織はそんなことを言って大胆にシャツを脱いだ。
長い1日の疲労に包まれ、すぐに眠りに落ちてしまった二人。
妻はすっかり熟睡しているようだ。
ブラとショーツだけを身につけ、暗がりの中で寝息を立てている妻の肢体。
首筋から胸元の谷間にかけてうっすらと汗が浮かんでいる。
オレンジ色の小さな灯りに浮かび上がる下着姿の妻は、なんともいえずなまめかしい。
細身でありながら、形よく盛り上がった乳房を包むブラ。
繊細な刺繍が施されたショーツが、妻の秘所を隠している。
片膝を曲げて立てるような格好で、妻は長い美脚を露わにしていた。
剥き出しになった太腿が白く光り、暗闇の中でも確かな色気を漂わせている。
41歳の妻は、いつも以上に悩ましく、男好きのする躰を無防備に見せつけていた。
「佳織・・・・」
登山中に感じた妻の肉体への欲情が、急速に蘇ってくる。
芳彦は妻の肩に手を伸ばし、ブラの紐に手をかけた。
あの男と親しげに会話を交わし、ビールを楽しんだ妻の姿。
夫が知らないそんな妻の一面は、芳彦をひどく興奮させていた。
紐の下に手を差し込み、下着をゆっくりと剥ぎ取ろうとする。
そのときだった。
芳彦は手の動きを止めた。
廊下の奥で何か物音がしたのだ。
「・・・」
足音が静かに近づいてくる。
慌てて妻の肢体から手を引き、芳彦は天井を向いたまま目を閉じた。
ドアが開く。
しばらくの沈黙が漂う。
静寂に耐えきれず、芳彦は闇の中でかすかに目を開けた。
上半身裸で、短パンだけを身につけた男のたくましい体がそこにあった。