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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第24章 志津〜人妻ランナーの秘密
ランニングを始めて以来、志津の生活は変わった。
劇的に変わったといってもいいかもしれない。
自宅から少し歩いたところに、長い堤防、そして遊歩道が整備されている。
長男が小さい頃、よく散歩したその場所は、最近ではほとんど足を踏み入れてなかった。
「ここで走ってみようかしら」
その辺りをジョギングするランナーが多くいることを、志津は知っていた。
季節は秋。
走るにはちょうどいい季節だ。
週末の午前、志津は1人、ゆっくりと走り始めた。
最初は1日に数キロ、のんびりしたペースで時間をかけてのラン。
少しずつ体が慣れて来ると、志津は毎回5キロを目標として走るようになった。
週末だけでは物足りなくなり、平日の午後にも河原に行く頻度が増える。
不思議だった。
学生時代、持久走は大の苦手だった。
そんな私がランニングに目覚めてしまうなんて・・・
最初、1キロ7分程度かかっていたペースも、ランを重ねるうちにどんどん短縮される。
凄く気持ちいい・・・・
それが、志津のシンプルな感想だった。
無理はせず、自分のペースで、しかし、しっかりと走り切る。
鼓動が高まり、素肌には汗が浮かぶ。
心地よさを伴った疲労、それは志津を魔性のようにとらえた。
走った後、裸体を熱いシャワーで濡らせば、嫌な感情、悩みは全て流されてしまう。
それだけではない。
志津は、忘れていた性の昂りが自分の体に舞い戻ってきたような気がしていた。
「ママ、最近綺麗になったね」
「えっ?」
息子から、志津は一度そんなことを言われた。
「ランニング始めてからかな。なんていうか、輝いているよ」
「変なこと言わないで」
「スタイルもさらに良くなったみたいだぜ」
「一人前なこと言って。高校生のくせに女性のスタイルの良し悪しなんかわかるの?」
元々、志津はスリムな体型だったが、40を超えた頃から腹部にわずかに贅肉らしきものが確認できるようになっていた。
だが、ランニングを重ねた人妻の肉体は、美しく鍛えられ、若い女性とは違う、より濃密な魅力を漂わせ始めていた。
息子であっても、男である彼にはそれが確かにわかったのだ。
私、変わったのかもしれない・・・・
鏡に映る自分は、もう過去の自分ではなかった。
そこには、内面も外面も変わった別の自分がいるように思えた。
劇的に変わったといってもいいかもしれない。
自宅から少し歩いたところに、長い堤防、そして遊歩道が整備されている。
長男が小さい頃、よく散歩したその場所は、最近ではほとんど足を踏み入れてなかった。
「ここで走ってみようかしら」
その辺りをジョギングするランナーが多くいることを、志津は知っていた。
季節は秋。
走るにはちょうどいい季節だ。
週末の午前、志津は1人、ゆっくりと走り始めた。
最初は1日に数キロ、のんびりしたペースで時間をかけてのラン。
少しずつ体が慣れて来ると、志津は毎回5キロを目標として走るようになった。
週末だけでは物足りなくなり、平日の午後にも河原に行く頻度が増える。
不思議だった。
学生時代、持久走は大の苦手だった。
そんな私がランニングに目覚めてしまうなんて・・・
最初、1キロ7分程度かかっていたペースも、ランを重ねるうちにどんどん短縮される。
凄く気持ちいい・・・・
それが、志津のシンプルな感想だった。
無理はせず、自分のペースで、しかし、しっかりと走り切る。
鼓動が高まり、素肌には汗が浮かぶ。
心地よさを伴った疲労、それは志津を魔性のようにとらえた。
走った後、裸体を熱いシャワーで濡らせば、嫌な感情、悩みは全て流されてしまう。
それだけではない。
志津は、忘れていた性の昂りが自分の体に舞い戻ってきたような気がしていた。
「ママ、最近綺麗になったね」
「えっ?」
息子から、志津は一度そんなことを言われた。
「ランニング始めてからかな。なんていうか、輝いているよ」
「変なこと言わないで」
「スタイルもさらに良くなったみたいだぜ」
「一人前なこと言って。高校生のくせに女性のスタイルの良し悪しなんかわかるの?」
元々、志津はスリムな体型だったが、40を超えた頃から腹部にわずかに贅肉らしきものが確認できるようになっていた。
だが、ランニングを重ねた人妻の肉体は、美しく鍛えられ、若い女性とは違う、より濃密な魅力を漂わせ始めていた。
息子であっても、男である彼にはそれが確かにわかったのだ。
私、変わったのかもしれない・・・・
鏡に映る自分は、もう過去の自分ではなかった。
そこには、内面も外面も変わった別の自分がいるように思えた。