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第24章 志津〜人妻ランナーの秘密

「今度は私にさせて」

言葉ではそう言いながらも、どうしていいのかよくわからない。

夫にだって、こんな大胆な態度を見せたことは一度だってないのだから。

「志津さん、握ってください」

戸惑う人妻をいざなうように、彼がささやいた。

目の前に、彼のたくましい情熱がそそり立っている。

浴室で達したはずなのに、それは息を呑むほどに回復していた。

「もう、こんなに」

右手を伸ばし、志津は思わずそう漏らした。

「志津さんの裸を見つめれば、すぐにこうなってしまいますよ」

「何だか恥ずかしいわ」

「エッチになってください、志津さん」

「佐野さん・・・」

「今だけはご主人のことは忘れて」

彼の言葉を、ずっと清楚な人妻として生きてきた志津は素直に受け止める。

握りしめたものを、志津は上下にしごき始めた。

「ああっ・・・」

美しい人妻に与えられる心地よさに耐えるように、彼が目を閉じる。

いじめるほどに、硬さと太さを増していく彼のもの。

凄いっ・・・

志津は無意識のうちに、その先端にキスを与えた。

「志津さん、もっとエッチに」

「いいわ」

淫らに舌を伸ばし、くすぐるように幹を刺激してやる。

彼が気持ちよさそうに震え、シーツを握りしめる。

濡れた唇で包み、志津は大胆にそれをしゃぶり始めた。

「ああっ、志津さん・・・」

ちゅぱちゅぱと淫らな音を奏でながら、人妻は何度も顔を往復させた。

「志津さん、凄く上手ですよ」

私、こんなエッチなことを・・・

次第に激しくなる志津の口での奉仕。

ああっ、早く・・・

自分が絶頂に昇り詰めそうになってしまう志津。

「佐野さん、私・・・」

「志津さん、来て」

仰向けの彼に抱き寄せられ、志津は激しいキスを与えられた。

「あんっ・・・」

舌を絡めあいながら、人妻は自分から美脚を広げていく。

彼の腰に跨るようなポーズになった志津の秘所を、彼が指先で撫でた。

「いやんっ」

「志津さん、こんなに濡れてる」

「言わないで・・・」

「入れてほしいですか」

下にいる彼にささやかれ、人妻はうっとりした顔つきで頷いた。

「いじめないで・・・、早く・・・」

「いくよ、志津さん」

彼が力強く下方から腰を突いた。

「ああんっ！」

それだけで達してしまうような快感に包まれ、志津は嬌声を響かせた。