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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第25章 涼子〜娘の家庭教師
果穂とデートだなんて・・・
人妻の表情が再び硬くなるのを知り、彼は弁解するように言った。
「涼子さん、誤解しないでくださいね」
「えっ?」
「デートって言っても、いつも亮くんが一緒でした」
「亮くん?」
「果穂さんのお子さんです。去年、大学に入った・・」
果穂の息子、亮は去年の春、現役で難関私立大学に合格したということだった。
「僕、亮くんの勉強をたまに教えていたんです」
「そうなのね」
穏やかな感情が涼子に舞い戻ってくる。
もう、果穂ったら、そんなこと少しも言ってなかったわ・・・
こっそり優斗くんを奪おうとするのはあなたじゃない、と、涼子は悪態をつきたいような気分だった。
「果穂さん、言ってませんでしたか?」
「一言も。優斗くんのこと、独り占めしたいんじゃないかしら」
「果穂さんらしいですね」
でも、どこかで引っ掛かるものがある。
そう、彼が彼女を親しげに名前で呼んでいること・・・
「じゃあ、その亮くんと一緒に出かけたりしたんだ」
さりげなさを装いながら、なおも追求を続けてしまう涼子。
「図書館に果穂さんがついてきたり。あとは、彼が合格してから3人でショッピングに出かけたり」
「そんな程度なのね」
思わず本音を口にし、涼子は彼と見つめあい、笑みを浮かべた。
「果穂さん、厳しいんです。いい、これはデートなのよって」
「彼女らしいわ」
「私のこと、名前で呼びなさい、って命令されて」
人妻の命令に戸惑うハンサムな大学生を想像し、涼子は妙な欲情に包まれた。
そして、半ば衝動的に、彼に質問を投げてしまう。
「もし私が同じ命令したら、優斗くん、どうするのかしら」
「えっ?」
「ふふふ、冗談よ」
「もし・・・、もし同じことを」
彼が人妻に何か返事をしようとしたときだった。
「ただいま」
玄関から声が聞こえた。
もう、紗絵ったら・・・
独りよがりな不満を心でささやきながら、涼子は娘を迎えた。
「何だか楽しそうね、ママ」
いつものように不満げな言葉を口にしながら、紗絵は優斗を見つめる。
「こんにちは、優斗先生」
「こんにちは、紗絵ちゃん」
二人だけの秘密を伝え合うように、しばらく見つめあう二人。
彼の瞳には、娘に対する確かな恋愛感情の気配が漂っているようだ。
人妻の心に、再びさざ波が立ち始める。
人妻の表情が再び硬くなるのを知り、彼は弁解するように言った。
「涼子さん、誤解しないでくださいね」
「えっ?」
「デートって言っても、いつも亮くんが一緒でした」
「亮くん?」
「果穂さんのお子さんです。去年、大学に入った・・」
果穂の息子、亮は去年の春、現役で難関私立大学に合格したということだった。
「僕、亮くんの勉強をたまに教えていたんです」
「そうなのね」
穏やかな感情が涼子に舞い戻ってくる。
もう、果穂ったら、そんなこと少しも言ってなかったわ・・・
こっそり優斗くんを奪おうとするのはあなたじゃない、と、涼子は悪態をつきたいような気分だった。
「果穂さん、言ってませんでしたか?」
「一言も。優斗くんのこと、独り占めしたいんじゃないかしら」
「果穂さんらしいですね」
でも、どこかで引っ掛かるものがある。
そう、彼が彼女を親しげに名前で呼んでいること・・・
「じゃあ、その亮くんと一緒に出かけたりしたんだ」
さりげなさを装いながら、なおも追求を続けてしまう涼子。
「図書館に果穂さんがついてきたり。あとは、彼が合格してから3人でショッピングに出かけたり」
「そんな程度なのね」
思わず本音を口にし、涼子は彼と見つめあい、笑みを浮かべた。
「果穂さん、厳しいんです。いい、これはデートなのよって」
「彼女らしいわ」
「私のこと、名前で呼びなさい、って命令されて」
人妻の命令に戸惑うハンサムな大学生を想像し、涼子は妙な欲情に包まれた。
そして、半ば衝動的に、彼に質問を投げてしまう。
「もし私が同じ命令したら、優斗くん、どうするのかしら」
「えっ?」
「ふふふ、冗談よ」
「もし・・・、もし同じことを」
彼が人妻に何か返事をしようとしたときだった。
「ただいま」
玄関から声が聞こえた。
もう、紗絵ったら・・・
独りよがりな不満を心でささやきながら、涼子は娘を迎えた。
「何だか楽しそうね、ママ」
いつものように不満げな言葉を口にしながら、紗絵は優斗を見つめる。
「こんにちは、優斗先生」
「こんにちは、紗絵ちゃん」
二人だけの秘密を伝え合うように、しばらく見つめあう二人。
彼の瞳には、娘に対する確かな恋愛感情の気配が漂っているようだ。
人妻の心に、再びさざ波が立ち始める。