この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて
「よかったよ、遥」
夫の行為はいつも以上に激しく、そして性急なものだった。
ベッドの上、遥は喪服を着たままの姿で、まるで犯されるように夫に貫かれた。
「ああんっ!」
ショーツを脱がされ、黒いスカートを捲り上げられた時、遙はあそこが熱く疼いていることを知った。
バックから挿入され、獣のように愛された遥。
「ああっ、イクっ!」
夫の弟、その妻の葬儀から戻ったばかりという時間。
厳粛なはずのひとときに、喪服姿のまま、夫との性行為に溺れる自分。
真面目に過ごしてきた遥にとって、それはかつてなく感じてしまうセックスだった。
「遥もよかっただろう」
自身の興奮を解き放ち、満足げに寝そべる夫、賢が、息を乱す妻にささやく。
走り幅跳びの選手として学生時代を過ごした遥。
36歳の今でも、細く伸びた手足とスリムな肢体を維持している。
言葉を返さない妻のヒップを、賢がねっとりと撫でる。
「いつも以上に感じたみたいだな」
「・・・・」
「普段おとなしく抱かれる遥があんなに声をあげるなんて」
「そんな風に言わないで」
どこか背徳な快感に浸りながら、遥は夫を見ることなくそう答えた。
在宅で翻訳のパートタイムとして働く遥。
夫は帰宅が遅いだけでなく、地方への出張も多い。
だが、遥は夫との生活を幸せに過ごしていた。
結婚して間も無く、二人は郊外に戸建ての新居を購入した。
夫に愛されることはそれほど多くはない。
いつも短時間で終わる夫の行為だが、しかし遥はそれに対しても不満はなかった。
夫以外の男性を知らない遥。
比較できる経験もなく、遥はただ、夫の愛し方だけを受け入れてきた。
「智史が心配だ」
しばらくの沈黙の後、夫がぽつりと言った。
「あいつには奥さんが必要だったからな。それがいなくなるとなると」
「お住まいはどうするのかしら」
夫の弟夫婦は都心にある賃貸マンションに暮らしていた。
「奥さんとの思い出があるからな。そのままいるとは思うが」
「逆にそれが重荷になるかもしれないわね」
今日の葬儀、憔悴し切っていた夫の弟、智史。
「私たちで何かできることがあればしてあげないと」
乱れた喪服を整えながら、遥は夫を見つめてささやいた。
「そうするつもりさ」
この後、自分に何が待っているのか、そのときの遥に知る由は勿論なかった。
夫の行為はいつも以上に激しく、そして性急なものだった。
ベッドの上、遥は喪服を着たままの姿で、まるで犯されるように夫に貫かれた。
「ああんっ!」
ショーツを脱がされ、黒いスカートを捲り上げられた時、遙はあそこが熱く疼いていることを知った。
バックから挿入され、獣のように愛された遥。
「ああっ、イクっ!」
夫の弟、その妻の葬儀から戻ったばかりという時間。
厳粛なはずのひとときに、喪服姿のまま、夫との性行為に溺れる自分。
真面目に過ごしてきた遥にとって、それはかつてなく感じてしまうセックスだった。
「遥もよかっただろう」
自身の興奮を解き放ち、満足げに寝そべる夫、賢が、息を乱す妻にささやく。
走り幅跳びの選手として学生時代を過ごした遥。
36歳の今でも、細く伸びた手足とスリムな肢体を維持している。
言葉を返さない妻のヒップを、賢がねっとりと撫でる。
「いつも以上に感じたみたいだな」
「・・・・」
「普段おとなしく抱かれる遥があんなに声をあげるなんて」
「そんな風に言わないで」
どこか背徳な快感に浸りながら、遥は夫を見ることなくそう答えた。
在宅で翻訳のパートタイムとして働く遥。
夫は帰宅が遅いだけでなく、地方への出張も多い。
だが、遥は夫との生活を幸せに過ごしていた。
結婚して間も無く、二人は郊外に戸建ての新居を購入した。
夫に愛されることはそれほど多くはない。
いつも短時間で終わる夫の行為だが、しかし遥はそれに対しても不満はなかった。
夫以外の男性を知らない遥。
比較できる経験もなく、遥はただ、夫の愛し方だけを受け入れてきた。
「智史が心配だ」
しばらくの沈黙の後、夫がぽつりと言った。
「あいつには奥さんが必要だったからな。それがいなくなるとなると」
「お住まいはどうするのかしら」
夫の弟夫婦は都心にある賃貸マンションに暮らしていた。
「奥さんとの思い出があるからな。そのままいるとは思うが」
「逆にそれが重荷になるかもしれないわね」
今日の葬儀、憔悴し切っていた夫の弟、智史。
「私たちで何かできることがあればしてあげないと」
乱れた喪服を整えながら、遥は夫を見つめてささやいた。
「そうするつもりさ」
この後、自分に何が待っているのか、そのときの遥に知る由は勿論なかった。