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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて
「智史のことなんだけどな」

夫の弟、智史の妻が亡くなって既に3ヶ月が経つ。

酒の匂いを漂わせ、ソファに沈みこんだ夫、賢の言葉に、遥は確かな興味を持った。

「気になってたの、智史さんのこと」

「もう3ヶ月か」

「一人になって、どうしてらっしゃるのかしらって」

妻の言葉に、夫は少し迷ったような雰囲気を漂わせた。

「実は遥、一つ相談があるんだが」

「何かしら。私たちでできることなら何でもしてあげないと」

遥は本心からそう思っていた。

36歳の遥にとって、夫の弟、智史は2歳年下になる。

自分が助けてあげなければいけないという感情を、遥はいつしか抱いていた。

社交的な兄と違い、おとなしく、口数も少ない弟。

在宅でコンピューター関係の仕事をしていると夫から聞いたことがある。

ほとんど会ったこともない義弟は、遥にはどこかミステリアスな存在でもあった。

「あいつ、引越しを考えているみたいでさ」

都心の賃貸マンションに妻と暮らしていた智史。

「奥様と一緒だった空間に一人でいるのが耐えられないのかしら」

隣に座った妻のスリムな肢体を抱き寄せながら、賢が言葉を続ける。

「早く忘れたいのかもしれない」

「奥様のことを?」

「奥様には残酷な話だけどね。あいつにはまだ将来があるんだから」

「そうね・・・。それで、相談って?」

太腿を繰り返し撫でてくる夫の手を制しながら、遥は訊いた。

「それなんだが。遥、しばらくあいつをここに置いてやってくれないか」

「智史さんをこの家に?」

「1ヶ月くらい。引越し先が見つかるまでの話さ」

夫の話では、彼は今とは違う場所で、少し落ち着いて新居を見つけたいらしい。

義弟のそんな考えが、遥にはよく理解できた。

「早く違う環境に移りたいのね、きっと」

「2階の部屋を使わせればと思ってるんだけど」

「そうね。是非そうしてもらいましょうよ」

いつか、子供に恵まれた日のことを考え、賢と遥はこの新居を購入した。

夫婦の寝室の隣に、部屋が一つ空いている。

「悪いな、遥」

平静を装っている妻が感じ始めたことを確信し、賢は強引に彼女を押し倒した。

「あなた、駄目・・・・」

「智史がここに来たら、しばらくこんなこともできないからな」

夫の乱暴なキスを受け入れながら、遥はどこかで義弟の姿を思い浮かべた。
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