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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて

「智史、3年ぶりだな」
週末の午後、陽光に満たされたリビングで、彼は弟にそう声をかけた。
ワインボトルをテーブルに置き、嬉しそうにコルクを開ける。
「兄さん、僕たちは飲まないから」
「そうか。結羽さんも飲まないんですか?」
「私も飲まないんです。ごめんなさい」
キッチンで料理の準備をする遥に、夫が弟夫婦と交わす会話は確かに聞こえている。
妻を亡くした義弟が再婚したのは昨年のことだ。
「結羽さんと一緒に遊びに来いよ」
兄からの誘いを断り続けてきた彼だったが、今日、遂にこの家に来ることになった。
「義姉さん、ご無沙汰してます」
この日、妻と一緒に玄関先に立った義弟、智史のことを、遥は見つめることさえできなかった。
「智史さん・・・。遅くなっちゃったけど、結婚おめでとうございます」
冷静さを装いながらそう言うと、遥は彼の隣に立つ再婚相手を観察した。
美しい女性だった。
控えめで、どこか恥ずかしそうに、智史に寄り添って立っている。
智史さんはこの人のことを・・・。
強烈な嫉妬が遥を包む。
「乾杯だけでもいいだろう」
弟夫婦を強引にテーブルに座らせ、夫はグラスにワインを注ぐ。
「遥、つまみはまだかい?」
夫の声に、遥は背中を向けたまま答えた。
「今持っていくわ。先に飲んでてください」
智史に近づく、いや、視線を交わし合うことさえ、遥にはできそうもなかった。
「おとなしいんだね、雄也くんは」
リビングから届く智史の言葉に、緊張を一層高める遥。
「静かに遊ぶのが好きなんだ。父親とは違うよ」
3人の視線が、リビングの片隅で積み木遊びをする2歳の息子、雄也に注がれていることを遥は想像する。
「あなたに似てるわね、雄也くん」
智史にささやく結羽の言葉を聞き、遥は思わず手の動きを止めた。
「どういうわけか智史に似てるんです。智史、お前もそう思うだろう」
「そうかな・・・。僕、ちょっと義姉さんを手伝ってくるよ」
兄の追求から逃げるように、彼が静かに立ち上がる。
唇を噛み、キッチンに立つ人妻。
背後に接近する彼。
「義姉さん・・・」
遥の柔らかなヒップに、彼の手が触れた。
あの夜の記憶が、人妻の肉体に瞬く間に舞い戻ってくる。
「駄目っ・・・・」
遥の抵抗を無視し、彼はゆっくりと愛撫を始めた。
<第26章 完結>
週末の午後、陽光に満たされたリビングで、彼は弟にそう声をかけた。
ワインボトルをテーブルに置き、嬉しそうにコルクを開ける。
「兄さん、僕たちは飲まないから」
「そうか。結羽さんも飲まないんですか?」
「私も飲まないんです。ごめんなさい」
キッチンで料理の準備をする遥に、夫が弟夫婦と交わす会話は確かに聞こえている。
妻を亡くした義弟が再婚したのは昨年のことだ。
「結羽さんと一緒に遊びに来いよ」
兄からの誘いを断り続けてきた彼だったが、今日、遂にこの家に来ることになった。
「義姉さん、ご無沙汰してます」
この日、妻と一緒に玄関先に立った義弟、智史のことを、遥は見つめることさえできなかった。
「智史さん・・・。遅くなっちゃったけど、結婚おめでとうございます」
冷静さを装いながらそう言うと、遥は彼の隣に立つ再婚相手を観察した。
美しい女性だった。
控えめで、どこか恥ずかしそうに、智史に寄り添って立っている。
智史さんはこの人のことを・・・。
強烈な嫉妬が遥を包む。
「乾杯だけでもいいだろう」
弟夫婦を強引にテーブルに座らせ、夫はグラスにワインを注ぐ。
「遥、つまみはまだかい?」
夫の声に、遥は背中を向けたまま答えた。
「今持っていくわ。先に飲んでてください」
智史に近づく、いや、視線を交わし合うことさえ、遥にはできそうもなかった。
「おとなしいんだね、雄也くんは」
リビングから届く智史の言葉に、緊張を一層高める遥。
「静かに遊ぶのが好きなんだ。父親とは違うよ」
3人の視線が、リビングの片隅で積み木遊びをする2歳の息子、雄也に注がれていることを遥は想像する。
「あなたに似てるわね、雄也くん」
智史にささやく結羽の言葉を聞き、遥は思わず手の動きを止めた。
「どういうわけか智史に似てるんです。智史、お前もそう思うだろう」
「そうかな・・・。僕、ちょっと義姉さんを手伝ってくるよ」
兄の追求から逃げるように、彼が静かに立ち上がる。
唇を噛み、キッチンに立つ人妻。
背後に接近する彼。
「義姉さん・・・」
遥の柔らかなヒップに、彼の手が触れた。
あの夜の記憶が、人妻の肉体に瞬く間に舞い戻ってくる。
「駄目っ・・・・」
遥の抵抗を無視し、彼はゆっくりと愛撫を始めた。
<第26章 完結>

