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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第28章 琴子〜密林の奥地で
「琴子、もう帰りたいんじゃないのかい」

熱帯雨林の奥地、大河上流にあるフィールドワーク拠点。

プレハブ建てではあるが、約20名の一行を収容するには十分な広さを有している。

民俗学、文化人類学の研究者、高石惣治。

異国の動植物を対象としたフォトグラファーである妻、琴子。

この地に二人がやってきて5日目の朝。

ステーション内のテーブルで朝食を取りながら、惣治は妻にそう訊いた。

「私、当分ここにいてもいいわよ」

「ははは、やっぱりそうか」

「何年振りかしら、こんなに気分が高揚してるの。昨日は本当に珍しいアゲハチョウに遭遇したんだから」

「それは凄いな」

「ポーターさんたちも驚いてたわ」

この地にやってきてから、妻の体には、日本にいる時とは違う、瑞々しさを伴った活力が溢れ返っている。

1ヶ月となる滞在の前半、惣治はここを拠点とし、日帰りで周辺の村を訪れる。

後半は大河の奥に足を運び、現地で何日か滞在しながら研究を続ける予定だ。

一方、琴子は終始このステーションを拠点とし、ジャングルの中で撮影を行う。

琴子の撮影には、主に肉体労働のサポート役として今回参加しているこの国の若者たち、ポーターを何名か帯同させる。

荷役兼ガイド、そして彼女の警護隊としての役割を担うのだ。

「琴子さん、このステーションの生活、大変でしょう」

朝食に同席するコーディネーター、カイが琴子を試すように質問を投げた。

就寝時、惣治と琴子には、一応、簡易ベッドが割り当てられている。

蚊帳で完全に密閉した狭い空間だ。

ポーターたちは、ステーション外に設置した蚊帳付きハンモックを利用する。

お湯のシャワーは勿論なく、消毒を施した水シャワーで我慢するしかない。

「カイさん、私、水シャワー好きですよ」

「それならずっとここにいられます」

ロングスリーブのシャツを着た妻の首筋に、惣治は視線を注いだ。

二人が愛し合ったのはもう何年前のことだろうか。

この地にやってきて、妻の体からは男たちを誘うような芳香が、いつも以上に濃厚に漂っている。

白い首筋の奥に、細身な肢体には似つかわしくない豊かな胸の谷間が見える。

引き締まった腰、そしてヒップ。

「琴子、先は長い。満喫すればいいさ」

妻と視線を交わしながら、惣治は本当に久しぶりに股間が硬くなっていることを知った。
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