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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第4章 弘子~主婦一人旅での出来事
「お一人ですか?」
「えっ?」
誰かに声をかけられるなんて、弘子は想像もしていなかった。
しかも男性から。
振り返ってみると、デニムのジャケットにチノパンというラフな格好の男性がいた。
40代後半だろうか。
がっちりとした体形で、引き締まった体躯の持ち主だ。
爽やかな表情は、よく日に焼けていた。
「少しだけご一緒してもよろしいですか?」
「えっ、私と、ですか?・・・・・・・」
「はい。勿論、ご迷惑でなければ、ですが」
男性は笑顔で答えた。
彼の外見に不審な点はなかった。
彼もまた、この地にやってきた旅行者のようにも見える。
「あっ、じゃあ、少しだけだったら」
弘子は男性を警戒するような言葉を思わず口にし、すぐに後悔した。
彼はテーブルに座り、弘子と同じ生ビールを注文した。
午後3時前。
北海道で飲む冷えたビールが、二人の雰囲気をすぐに和やかなものにした。
男性の名前は笹本といった。
主に風景を撮影するカメラマンであり、仕事でこちらに来ているとのことだった。
弘子は簡単に自己紹介をした。
主婦であり、大学に入ったばかりの娘がいること。
今回は初めての一人旅で、1泊の予定であること。
「それは随分思い切りましたね。ご主人がよく許してくれましたね」
「主人は私にはまるで無関心で。だから今回も一人で来たようなわけで」
「自分探しの旅、というわけですか」
自分探しの旅・・・・・。
確かにそうかもしれない。
忘れていた自分を思い出し、そして、自分が知らない自分を探す。
これまでの人生で、まだ気づいていない、本当の自分・・・・・。
それを探し出すのがこの一人旅の目的・・・・・。
笹本の言葉に弘子が想いを巡らせているとき、彼が不意に提案した。
「もし差支えなければ、ですが、写真を撮影させていただけませんか?」
「えっ?」
誰かに声をかけられるなんて、弘子は想像もしていなかった。
しかも男性から。
振り返ってみると、デニムのジャケットにチノパンというラフな格好の男性がいた。
40代後半だろうか。
がっちりとした体形で、引き締まった体躯の持ち主だ。
爽やかな表情は、よく日に焼けていた。
「少しだけご一緒してもよろしいですか?」
「えっ、私と、ですか?・・・・・・・」
「はい。勿論、ご迷惑でなければ、ですが」
男性は笑顔で答えた。
彼の外見に不審な点はなかった。
彼もまた、この地にやってきた旅行者のようにも見える。
「あっ、じゃあ、少しだけだったら」
弘子は男性を警戒するような言葉を思わず口にし、すぐに後悔した。
彼はテーブルに座り、弘子と同じ生ビールを注文した。
午後3時前。
北海道で飲む冷えたビールが、二人の雰囲気をすぐに和やかなものにした。
男性の名前は笹本といった。
主に風景を撮影するカメラマンであり、仕事でこちらに来ているとのことだった。
弘子は簡単に自己紹介をした。
主婦であり、大学に入ったばかりの娘がいること。
今回は初めての一人旅で、1泊の予定であること。
「それは随分思い切りましたね。ご主人がよく許してくれましたね」
「主人は私にはまるで無関心で。だから今回も一人で来たようなわけで」
「自分探しの旅、というわけですか」
自分探しの旅・・・・・。
確かにそうかもしれない。
忘れていた自分を思い出し、そして、自分が知らない自分を探す。
これまでの人生で、まだ気づいていない、本当の自分・・・・・。
それを探し出すのがこの一人旅の目的・・・・・。
笹本の言葉に弘子が想いを巡らせているとき、彼が不意に提案した。
「もし差支えなければ、ですが、写真を撮影させていただけませんか?」