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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第4章 弘子~主婦一人旅での出来事
「わたしの、ですか?」
笹本はカメラ機材と思われる荷物を持っていた。
弘子は彼の意外な提案に言葉を失った。
私の写真など撮影して、いったいどうしようというの・・・・・。
「今日はこの大通公園周辺を撮影してるんです」
「この辺りも写真にしたいような場所はいっぱいありますものね」
「ええ。普通は風景を中心に撮影するんですが、こういう街中の写真であれば、人がいないのも不自然ですから」
「それで、私を、ですか?」
「はい。観光にいらした美しい奥様として、是非モデルになっていただきたいと」
美しい奥様、という笹本の言葉に、弘子は思わず顔を赤らめた。
それをごまかすように、弘子はビールで喉を潤した。
「美しい奥様、だなんて・・・・・」
「決してお世辞を言っているわけではありませんよ」
「えっ?」
「正直に言いますが、モデルになれそうな方をずっと探していたんです」
「そんな・・・・・」
「失礼ですが、あなたを見た瞬間、この方だ、と思ったんです」
「・・・・・・・・」
弘子は気づく。
こんな風に夫以外の男性と親密に話したことなど、もう何年もなかった、と。
いや、その夫とだって、会話らしいものはもうほとんど交わしていないのだ。
しかも、容貌を理由に男性からアプローチをされるとは。
戸惑いと恥ずかしさ、そして、どこか嬉しい気分が弘子を包む。
笹本はカメラ機材と思われる荷物を持っていた。
弘子は彼の意外な提案に言葉を失った。
私の写真など撮影して、いったいどうしようというの・・・・・。
「今日はこの大通公園周辺を撮影してるんです」
「この辺りも写真にしたいような場所はいっぱいありますものね」
「ええ。普通は風景を中心に撮影するんですが、こういう街中の写真であれば、人がいないのも不自然ですから」
「それで、私を、ですか?」
「はい。観光にいらした美しい奥様として、是非モデルになっていただきたいと」
美しい奥様、という笹本の言葉に、弘子は思わず顔を赤らめた。
それをごまかすように、弘子はビールで喉を潤した。
「美しい奥様、だなんて・・・・・」
「決してお世辞を言っているわけではありませんよ」
「えっ?」
「正直に言いますが、モデルになれそうな方をずっと探していたんです」
「そんな・・・・・」
「失礼ですが、あなたを見た瞬間、この方だ、と思ったんです」
「・・・・・・・・」
弘子は気づく。
こんな風に夫以外の男性と親密に話したことなど、もう何年もなかった、と。
いや、その夫とだって、会話らしいものはもうほとんど交わしていないのだ。
しかも、容貌を理由に男性からアプローチをされるとは。
戸惑いと恥ずかしさ、そして、どこか嬉しい気分が弘子を包む。