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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第4章 弘子~主婦一人旅での出来事
「笹本さん・・・・」
予想外の再会に、弘子は言葉を失った。
そんな人妻に、男は優しく声をかけた。
「そうか、お一人でご旅行って、まさか、このホテルにお泊りですか?」
「え、ええ・・・・、実はそうなんです」
「それは奇遇だなあ。いや、僕もなんですよ」
「えっ、笹本さんも?」
「撮影で札幌に来るときはよくここを使うんです」
「そうだったんですか・・・・・」
ロビーで立ったまま会話を交わしながら、弘子は訳もなく鼓動を高めていた。
「失礼ですが、もうお食事は?」
笹本にそう聞かれて、弘子は少し慌てて答えた。
「あっ、今済ませて、ちょうどホテルに戻ってきたところなんです」
「そうですか」
「ただ、まだ時間が早いからどうしようかなって・・・・・」
そんなことを素直に話さなくたって・・・・・。
弘子は戸惑いながらも、でも、そう話さずにはいられなかった。
「どうですか、よろしければ軽くお酒でもご一緒できせんか?」
「えっ?」
笹本の誘いに、弘子は言葉に詰まった。
「このホテルの最上階にバーがあるんです。きれいですよ、夜景が」
「まあ、そうなんですか」
「いかがですか。いや、無理にお誘いはしませんが」
昼間の後悔が、いまだ濃厚に弘子の体奥に残っている。
もはや、迷うつもりはない。
「じゃあ、ちょっとだけ行こうかしら・・・・・」
「では、参りましょうか」
爽やかな笑顔で、笹本は弘子を先導した。
昼間と同じチノパンに、彼は濃紺のジャケットを身に着けていた。
弘子はシックなシャツにタイトスカートという、普段はあまり縁のない服装で肢体を包んでいる。
二人はエレベーターで最上階に向かった。
午後9時を過ぎたバーは、週末であるせいか、多少の混雑を示していた。
運よく二人は、窓際の席に並んで座ることができた。
「まあ、きれい」
窓の外に広がる夜景に、弘子は思わず声をあげる。
カクテルで乾杯した二人は、その日が初対面とは思えない様子で、会話を楽しんだ。
予想外の再会に、弘子は言葉を失った。
そんな人妻に、男は優しく声をかけた。
「そうか、お一人でご旅行って、まさか、このホテルにお泊りですか?」
「え、ええ・・・・、実はそうなんです」
「それは奇遇だなあ。いや、僕もなんですよ」
「えっ、笹本さんも?」
「撮影で札幌に来るときはよくここを使うんです」
「そうだったんですか・・・・・」
ロビーで立ったまま会話を交わしながら、弘子は訳もなく鼓動を高めていた。
「失礼ですが、もうお食事は?」
笹本にそう聞かれて、弘子は少し慌てて答えた。
「あっ、今済ませて、ちょうどホテルに戻ってきたところなんです」
「そうですか」
「ただ、まだ時間が早いからどうしようかなって・・・・・」
そんなことを素直に話さなくたって・・・・・。
弘子は戸惑いながらも、でも、そう話さずにはいられなかった。
「どうですか、よろしければ軽くお酒でもご一緒できせんか?」
「えっ?」
笹本の誘いに、弘子は言葉に詰まった。
「このホテルの最上階にバーがあるんです。きれいですよ、夜景が」
「まあ、そうなんですか」
「いかがですか。いや、無理にお誘いはしませんが」
昼間の後悔が、いまだ濃厚に弘子の体奥に残っている。
もはや、迷うつもりはない。
「じゃあ、ちょっとだけ行こうかしら・・・・・」
「では、参りましょうか」
爽やかな笑顔で、笹本は弘子を先導した。
昼間と同じチノパンに、彼は濃紺のジャケットを身に着けていた。
弘子はシックなシャツにタイトスカートという、普段はあまり縁のない服装で肢体を包んでいる。
二人はエレベーターで最上階に向かった。
午後9時を過ぎたバーは、週末であるせいか、多少の混雑を示していた。
運よく二人は、窓際の席に並んで座ることができた。
「まあ、きれい」
窓の外に広がる夜景に、弘子は思わず声をあげる。
カクテルで乾杯した二人は、その日が初対面とは思えない様子で、会話を楽しんだ。