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放課後は校舎裏で。
第4章 ❀ 変貌
そう、思っていた時…。
「…てめぇ、柚に何してんだよ」
あたし達の耳に届いた声。
それは聞いた事のない…
でも、彼のものに間違いはなくて。
「…さっさと離れねぇと、殺るよ?」
声のする方に目線を移動させると
そこには先輩の姿があった。
先輩はこちらに歩み寄ると
宮城君を殴り付け
あたしに上着を被せる。
「話は後だ。それに、お前の親友は
大丈夫だから安心しろ。いいな?」
「はい…」
あたしの腕を掴んだ先輩は地面に
落ちているカメラからメモリーを取り出し
足で潰した。
「ホテル入るぞ」
「えっ…」
「そのままで、家に帰せないだろ」
先輩はあたしを連れて
側にあったホテルに入った。
ラブホという事は気にしない事にしよう。