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放課後は校舎裏で。
第5章 ✿ 温度
「…柚…。俺とキスしたいって思ったの?」
「…だめ…ですか…?」
「…駄目なわけねぇだろ。…もっとして」
先輩の頬が真っ赤に染まる。
あたしはそれが嬉しくて
彼の頬を両手で包み
ゆっくりと口付けた。
「…ん…」
「んっ…」
舌を絡ませ合うと
お互いに熱っぽい吐息を漏らす。
そこで、先輩はあたしの着ている上着を
はだけさせると、胸元に唇で触れた。
「あっ…」
「…柚…、好きだよ」
それは次第に南下し
あたしの胸の頂をそっと口に含む。
「あっ…、ゃ…」
「…無理…。もう止まらないよ…」
先輩の熱が次第にあたしの身体を
溶かしてゆく。
「…は…、ぁっ…。んんっ…」
「…柚は俺だけに感じてればいいんだよ」
その言葉はまるで、あたしの身体に
言い聞かせるかのように…。
先輩は侵食を始めた。