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最後まで
第16章 地上戦
「骨のあるやつが居てくれてよかった。こちらとしても弱いもの虐めはしたくないところだ。」
男にはアドの呟きは届いて居ないものの、その表情からアドが実力のある者と確信した。
「…指揮者か。」
仮面の男が剣を構える。
アドは男に合わせるように剣をだし構えた。
「名は?」
「…ジャスティス。」
「俺はアド。死神の息子だ。」
アドが名乗るとジャスティスの体が一瞬強ばった。
「死神…だと?」
「先ほどのお前の質問だ。ヒントはここまで…。」
言いながらアドが跳躍する。
「シッ!!」
咄嗟にジャスティスは太剣を盾にしてアドの攻撃を受け止めた。
「くぅ!」
ドッドッドッ
矢継ぎ早にアドの攻撃が襲いかかりジャスティスがジリジリと押された。