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第17章 アイクとジル

ミハイヤーラに惹かれ、愛した二人は交代で仕事に出掛けるようになった。

二人はいつもミハイヤーラと共に居た。

だからこそ、ミハイヤーラの異変に気付いた。
本人は隠しているようだったが、二人の目は誤魔化せない。

徐々に体調が崩れていっているのを…。

ある日、遂にミハイヤーラが倒れた。今回は初めてあった時と状況が違っていた。
いつまで経ってもミハイヤーラが起きないのだ。

「ミハイヤーラ…。」

心配そうに眠るミハイヤーラを見つめる二人。

「何とか、治す方法はないのか…。」

考えても、そもそも元の性質が違う。二人にはわかるはずもない。