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最後まで
第17章 アイクとジル
ミハイヤーラ曰く、力がだだ漏れ状態にあったため生命が活性化した事。

もう少し意識を取り戻せずにいたら生物までもが誕生したかも知れないと。

「小さい世界を作り出すところだったわ…。」

と舌を出した。



暫く談笑していると、ミハイヤーラも歩くまでに回復した。

アイクとジルは、ベッドがある部屋をミハイヤーラにやり、あとの部屋は追々整備する事にした。

ミハイヤーラが暮らし始めて廃虚は館に変わり、中庭には木々や花が生え美しく変貌した。

ミハイヤーラは時々部屋の中で結界を張り、歌を歌っていた。
一度結界を張らずに歌って館が植物だらけになってしまったことがあった。

それからは、結界を張り地上に向けて歌声を響かせていた。
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