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最後まで
第17章 アイクとジル
「…魂が汚れてる…。」

二人が普段集める魂は黒くドロッとした物が纏りついている。

ミハイヤーラにそのまま吸収させるのは流石に不味いだろう。

「魂は“気持ちいい”と感じると浄化が進むという。だが、輪廻の階で行うのか?」

「それだと輪廻に廻ってしまわない?」

「んー…一度ここに連れて来て見るか?」

一通り話しあった結界、ミハイヤーラには会わさず館に魂を集める事にした。




それから間もなく、イチカとフタバの魂を回収できた。

二人は館に魂を連れてきた。

「うわっ」

魂を持っていたジルが驚きの声を上げる。

ただの丸い魂がゆらゆらと大きく膨らんできた。と思ったら人の形をとりだしたのだ。

「なんだ?」

出来上がった形は、その魂の生前の姿だったのだ。

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