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最後まで
第17章 アイクとジル
ミハイヤーラの力が充満しているこの場所だからだろうか…。
浮き上がっていた、汚れは有るものの生前の形をした魂はフワフワとジルの手に戻ると重さを取り戻したようにズシリとのし掛かった。
「ぬわぁ!」
小さいとはいえ、二人の体重にジルも悲鳴を上げる。
慌ててアイクが片方を持ち上げると、その感触に驚いた。
暖かく柔らかなそれは、正しく生きている様だった。
「とにかく中へ…」
二人はミハイヤーラとは別の部屋に魂を運び込んだ。
ベッドに寝かせて一息ついた時、再び魂がフワリと浮き上がる。
ギョッとして見ていると、窓から外へフワフワと飛び出てしまった。
「あ、待って!」
ジルが追いかけるとすんなりと捕まる。
「輪廻に行こうとしてるんだ。」
アイクがその様子を見て呟いた。
浮き上がっていた、汚れは有るものの生前の形をした魂はフワフワとジルの手に戻ると重さを取り戻したようにズシリとのし掛かった。
「ぬわぁ!」
小さいとはいえ、二人の体重にジルも悲鳴を上げる。
慌ててアイクが片方を持ち上げると、その感触に驚いた。
暖かく柔らかなそれは、正しく生きている様だった。
「とにかく中へ…」
二人はミハイヤーラとは別の部屋に魂を運び込んだ。
ベッドに寝かせて一息ついた時、再び魂がフワリと浮き上がる。
ギョッとして見ていると、窓から外へフワフワと飛び出てしまった。
「あ、待って!」
ジルが追いかけるとすんなりと捕まる。
「輪廻に行こうとしてるんだ。」
アイクがその様子を見て呟いた。