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第17章 アイクとジル

事を終えた二人は、イチカとフタバの様子を見ていた。

汚れは少し薄まったが、まだまだだ。

ただ一つ、変わったことがある。
二人の少女の中に何かの気配があった。


「なんだろ。」

アイクとジルは魔力を当て、中を探る。

「…！！」

「アイク！！」

正体が分かった二人は目を見開き色めきだった。

「子が…」

「ああ。」

不可能だと思っていたが、子を宿す事が出来た。

これで浄化の方法がわかった。

後は子を産み、浄化されるのを待つだけだ。

二人は残りの四人を監視しつつ、イチカとフタバの様子を見ていた。