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最後まで
第17章 アイクとジル
カケラを持った六人は手に入った。
だが、中々浄化が進まない。
子供たちも成長した時だった。
傍らで顎に手を当て考えていたアイクが口を開く。
「子供たちに手伝わせるか。」
ジルが顔を上げると、アイクが頷く。
「俺たちだけでは追いつかない。だったら六人の長兄にも手伝わせてやった方が早い。」
幸い自分達を慕っている子を母の浄化に一役買って貰おうと言うのだろう。
ジルも頷いた。
「そうだね。なら、おれたちはミハイヤーラが戻った時の準備を進めよう。」
突然、ジルが妙な事をいい始めた。