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最後まで
第20章 暴走
小さいながらも声が聞こえる。
―シューさんが起きたのかしら…。
不思議に思いながらも、そっとドアを開けた。
シュルシュルシュル!!
「きゃ?」
バタン
僅かに開いたドアの隙間から何かが出てきて、カミアに絡み付くと部屋へ引きずり込んだ。
「ひっ」
カミアが見た部屋の中は異様な光景だった。
ハンザーが恍惚の表情で赤黒いウネる触手に捕まって悶えていた。
そんな状況でもベッドでは、シューが眠っている。
「なに…これ…。」
唖然として部屋を見ているカミアは自身に巻き付いたものを見て更に、唖然となる。
触手はハンザーと同じようにカミアにも吸い付いて来た。
「い、いや…だめ…そん…な…」
抵抗するも触手の力に敵うはずもなく、どんどんと身体中に触手の手が伸びてきた。
「やっそこは…あん!だめっっ」
カミアの敏感な粒に吸い付いた触手の感覚に身体がカッと熱くなる。