この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
最後まで
第22章 別れ
シューが目だけで指す方に視線を移すと、イチカ達がポォ…っと輝いている。
彼女らの表情は優しく、目を閉じ微笑んでいた。
「あ…」
ミルムとミハイヤーラも気づき彼女達を見ている。
花嫁達は皆、どんどん光を増していく。
「あ!みんなぁ!」
ミルムに支えられたミハイヤーラが手を伸ばす。
が、ミルムの手がミハイヤーラに重なった。
「ミハイヤーラ…」
ただ黙って首を振ると涙を流し、彼女達の方を向いてにっこり笑った。
「皆、楽しかったよ!ありがとう!~♪」
ミルムが彼女達を魂の状態に戻れるよう、歌を紡ぐ。
「ミルム…ぅう…」
ミハイヤーラも涙をグイッと拭うと、彼女達に笑顔を向けた。
「さよなら!」
「「~♪」」
ミハイヤーラの歌声も重なった。
花嫁達はそれに答える様に一際光りだし、小さな光の玉に変化した。
光の玉はクルクルと別れを惜しむように部屋を飛び回ると、一斉に窓から天へと上がっていった。
彼女らの表情は優しく、目を閉じ微笑んでいた。
「あ…」
ミルムとミハイヤーラも気づき彼女達を見ている。
花嫁達は皆、どんどん光を増していく。
「あ!みんなぁ!」
ミルムに支えられたミハイヤーラが手を伸ばす。
が、ミルムの手がミハイヤーラに重なった。
「ミハイヤーラ…」
ただ黙って首を振ると涙を流し、彼女達の方を向いてにっこり笑った。
「皆、楽しかったよ!ありがとう!~♪」
ミルムが彼女達を魂の状態に戻れるよう、歌を紡ぐ。
「ミルム…ぅう…」
ミハイヤーラも涙をグイッと拭うと、彼女達に笑顔を向けた。
「さよなら!」
「「~♪」」
ミハイヤーラの歌声も重なった。
花嫁達はそれに答える様に一際光りだし、小さな光の玉に変化した。
光の玉はクルクルと別れを惜しむように部屋を飛び回ると、一斉に窓から天へと上がっていった。