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最後まで
第23章 それから
パチャ
水音が聞こえ、噴水の中央に目を向けると白いローブを纏い、綺麗に着飾ったサシャが立っている。
「ミハイヤーラ様、母さん。お待たせ。」
サシャのスタンバイが整うと、ミハイヤーラとミルムは手を繋ぎスゥゥと息をすう。
「~♪」
歌声に合わせ、サシャが両手を広げた。
キラキラと光る粒子がサシャの周りに溢れてくる。
「キレイ…」
女の子達に大人気のこの儀式は初めはミルムとミハイヤーラだけで行われていた。
だが、ある日地上に見回りに行っていた子供の一人が地上の各地にサシャの像があると報告してきた。