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最後まで
第23章 それから
噴水の水は地上を映し出す。

サシャはその水から各地に自らの姿を投影させた。

年に一度だけ。

その日は地上では女神の日とされ、仕事を休み村や町を上げて盛大に祈りを捧げる。


サシャからしてみれば、称えられるのは恥ずかしい。

ましてや自分はどちらかと言うと負の存在。

申し訳なさに辞退しようとするも、ミハイヤーラとミルムのたっての願いで儀式を続けていた。

ミルムとミハイヤーラは地上に姿を現す事は出来ない。
地上に行くことも、投影も。


何故なら世界のバランスが崩れてしまうから。

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