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第6章 五、六人目













「う…ぅぅぅ」

ある部屋の一室から呻き声が聞こえた。

子供の部屋の年長者達が、ピクッと作業をやめ耳をそばたたせる。

「生まれる。」

一人が呟くと、その場に居た全員が一斉に動き出した。

『兄弟が来るぞ!』

わーっと叫びを上げ、数人が部屋を飛び出し残りはベッドを設置し始めた。

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