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第7章 出産

一人一人別々の部屋にあった少女達は一つの部屋へと移動させられていた。

朦朧とした意識の中、崖から落ちた少女【イツル】は部屋の様子を見ていた。

―何を言っているんだ。

人形の様な顔立ちの少女達、『イチカとフタバ』と呼ばれた双子が言っていた『子供』とは何なのか。

人と離れて暮らしていたイツルにはサッパリだった。

まあ、出産は幾度かは見たことはある。
だが、身ごもる原理がわからない。
腹が痛い。
狩りに出たときに鹿の角で打たれるより激痛だ。