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最後まで
第8章 異変
その作用でイツルは、死への耐性が出来た。
少女たちは死神の花嫁として館に連れて来られたと、アイク達は語った。
フタバはカップに注がれた紅茶で口を湿らせながら、花嫁達を眺めていた。
―皆、馴染んで来てよかった。…………だが…。
チラリとある一室の窓をみる。
イチカとフタバは、早い段階で館に来ている。
現在に至るまで、アイクやジルと懇意にしてきた。
その際「花嫁は6人」と二人は漏らしていた。
なのに、ここには5人。
しかも
―我らの次に来た娘がいない。