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最後まで
第8章 異変
大きな窓から差し込む暖かい光が、眠る少女【ミルム】の頬を照らす。
眉の高さで切り揃えられた彼女の柔らかい黒髪が、額をフッと撫でた。
その時、ミルムの身体を大きな杭で突き刺したような激しい激痛が貫いた。
「――!!!!!」
ビクンッ
ミルムの身体が大きく跳ね上がる。同時に見開かれた瞳は、目的を探すように揺れる。
ドゥルン…
ミルムの足の間から、何かが流れ出てきた。
「ハァ…ハァ…」
肩で息をしながら、意識を取り戻したミルムは自らの足の間に恐る恐る目をやる。