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Last Kiss
第3章 あなたを知りたい

「……郁人…」

『…なに?凛音』

あの衝撃的な幽霊との出会いから数日が経ち、私達はお互いを下の名前で呼びあう仲になった。

どうしてか、ロンも郁人のことが見えるらしく私と郁人の間に身を置くように転がり私に撫でろとせがんでいる。

もともと3人で住んでたような雰囲気が家中に広がっていて私も難なく郁人のことを受け入れていた。

「……私が結婚できると思う〜?」

『…いきなりすぎ……今、何歳?』

「もう25!…出会いとか…もうない気がしてさ〜…」

『そうか?むしろこれからだろ?』

郁人は笑いながらロンを愛しそうに見ている。猫、好きなのかな…?

「…郁人は?結婚とか、興味ない…?」

その瞬間、郁人の顔から笑顔が消えた。私はすぐに後悔した。

「…ごめん…」

『…大丈夫、もう10年経つから』

「…ほんとに…ごめん…」

『……もう少し待ってて、落ち着いたら話すから』

無理させてるって分かってた。でも、私はやっぱりいいって言えずに頷いてしまった。

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