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梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
 俺が口を開きかけたが、その前にミキが口を開いた。


「お父さん、ママを責めないで、私のために言ってくれたんですから。許してあげて下さい。」


「ふふ、ミキ、聞いてたんだね。許してやってもいいけど、お前が代わりに罰を受けるならね。」


 そう言いながらミキのリモコンを入れた。


「ひゃぅ、、やっ、、んん、、」


「ふふ、こんな風にかな?そのまま、服を着るんだミキ。」


 ローターの快感に囚われながら、ミキは必死で服を身に付けようとしたが、


「あぅ、、だめ、、も、、ぃい、、履かなきゃ、、んん、、」


 ミキの動きが止まり、快感に耐えるように指が動いたが、虚しく足掻いているだけだった。


「ミキ、ダメだぞ、俺に逆らっちゃ。良く覚えて置くんだ、奴隷は人間じゃないんだ。家畜なんだ。俺の前では人権なんて、ないんだ。二度と俺に指図をするんじゃないぞ。」


 俺は理恵さんに心の中で手を合わせながら、ミキにキツく言っていた。
 ミキのリモコンのスイッチを切って、三奈を抱き寄せ唇を重ねた。
 三奈の肉体は、厚いセーターの布地を通してさえ、熱く火照っていた。


「二人とも準備ができたら、車を降りていくよ。いいね。」


 女の声が合わせたように、「はい」とハモって聞こえた。
 ミキが服を整え終わり、さっきとは違い赤いダウンジャケットを羽織り、スカートは薄いピンク地の大きな青い花柄のフレアー気味の膝上十センチのミニを身に付けていた。


「ふふ、二人とも、それじゃあまり縄が目立たないね。ミキ、ジャケットのジッパーを下げなよ。中を見せてみな?」


「えっ、はい、恥ずかしいけど、、」


 そう言いながら、ミキはジャケットのジッパーを真ん中まで引き下げた。
 その下には縄以外はなにも、身につけていなかった。


「ふふ、可愛いなミキ。胸の真ん中まで引き上げなよ。見えるか見えないかが、面白いからな。じゃぁ、行くか?」


 それだけ言って車を降り、ショッピングセンターに歩き始めた。
 三人並んで歩いていくと、若い男がミキの方を振り向いたり、指を指したりしてきたが、親子連れのように見えるのかしつこく絡んでくるものはいなかった。
 三人揃ってエスカレーターに乗り二階に登り始め、


「二人とも片足を一つ上の段にあげるんや。みんなにお前達の恥ずかしいとこ、みてもらうんや。」
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