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梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
 しかし、三奈は汚れた顔を気にしたのか少し離れて座った。
 ティッシュを取り出し、顔を綺麗にし始めた。


「三奈、気にしなくてもいいんだよ。後で綺麗に洗うんだ。ミキ、もっとユックリしゃぶるんだ。そうそう、上手いなミキ。」


 唇が動く度に、ヌチュチュ、ヌチャチュ、と淫らな音が階段に響いた。
 懸命に男根を綺麗にするミキの姿を見て、俺の中に彼女への愛しさが沸き上がっていた。
 しかし、俺の行動は反対の事をした。
 三奈の肩に手を伸ばし引き寄せた。


「ミキ、綺麗になったね。今度はママの顔と服を綺麗にしてあげるんだ。いいね。」


「でも、お父さんのまだ、こんなに、、」


「ふふふ、あかんよ、ミキ。それは、お父さんのが気持ち良かったからや。まだまだ、したらんてな。それよりママを綺麗にするんや。後でご褒美をあげるわ。それとも、いやかな?」


 俺がそう言うと、彼女がとんでもないという感じで、


「ううん、いやなんてないわ。ただ、ママがどんなんかなぁって、思おうてるんよ。」


「ふふ、それなら、大丈夫やわ。ママは、実の娘とレズるぐらいやからな、心配はないよ。」


「えっ、うそっ、、!」


 驚いたのか、ミキが少し動揺を静めるように深呼吸をしたが、決心がついたのか三奈の頬に軽く触れた。
 三奈の身体がビクンッとなり、緊張はしたが抵抗はしなかったが、


「ご主人様、なぜ、ここまで?教えて下さい。」


 ミキに頬から唇近くまで、唇と舌を使われながら、三奈が必死で聞いてきた。


「なぜか疑問かい?三奈、クリスマスに奴隷の印を付けると言ったよな。だが、ミキに出会った。彼女の必死さが俺の気持ちを変えさせたんや。彼女の母親と約束したことを、俺が破ってしまうかもしれへんけど、ほっとけんかったんや。それに、お前と梨華に嘘はつかれへんから、それやったら最初から知ってもらって、お前たちに理解してもらいたかったんや。お前には、悪いと思ってる。」


 三奈がゴクリッと唾を飲み込む音がした。


「つまり、全てを知って欲しいからなの?私と梨華に隠し事をしたくないからなの?」


「うん、彼女は部下の娘さんだったんだ。小学校の頃から、中学校くらいまで俺は彼女の父親代わりだったんだ。彼女の父親が病気で死んだ時、家族の事を頼まれたんだ。約束を守るために生活費から面倒をみたんだ。」
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