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梨華との秘密
第10章 聖夜の宴
 ミキの身体を味わい、彼女の変化を楽しんでいたが、少し抽挿のスピードを落とし俺自身の快感を抑えることにした。
 俺自身が動かなくてもミキが快感に反応し、少し動くたびに俺の怒張を締め付け、確実に俺を限界に近付けて行きつつあった。
 同時に、終わりのないミキの快感は彼女をジリジリと追い込み始めていた。


「ひぅ、、まっ、また、、くぅ、、やっ、、ぃい、、やっはあ、、ぁお、、やめ、、、ま、た、、くぅ、、、」


 俺は、終わりのない悦楽に囚われたミキが逃れようとし始めているのを感じたが、止めるつもりはなかった。
 快楽の極限まで責め、虜にするつもりだった。


「あらら、止めて欲しいんかいな?あかんよ、ミキ。まだまだやめへんで、お前が壊れるまでやめへんで。」


「ひぐぅ、、いっぃい、、んく、、んん、、やめ、、て、へ、、だめ、、また、、や、、許し、てぇ、、」


 徐々に快感が苦痛に代わり始め、ミキの唇からは慈悲と拒否と悦楽の悦びが同時にこぼれ、俺の加虐の本能を刺激した。


「あかんよ、ミキ。ソロソロ、俺も満足させてもらうわ。ふふふ、もっともっとエエ声で鳴くようになるで、ミキ。」


 俺は抽挿のスピードを不規則に上げ下げを繰り返し、腰をユックリ円を描くようにし、蜜壷を抉る(えぐる)ように動かした。


「ひっ、ひっ、はぐっ、、やっ、、だめ、、いっ、、また、、やっ、、やめ、、てぇ、、はぅ、、おと、うさん、、いやっ、、やめ、てぇ、、ひぅ、、いく、、、許、し、てぇ、、やぁ、、」


 ミキの言葉を無視して、俺は歯ブラシを乳首とクリトリスにあてがったまま彼女を責め続けた。
 浴室にミキの快感の喘ぎと、苦痛に変わった快感の責めの歯ブラシの唸りと、クチュチュ、クチュチュと淫らな怒張を抜き差しする音で満たされ、俺のサドの本能を刺激した。


「ふふふ、もう少しだ、ミキ。お前の中に俺の全部を入れてやる。くくく、味わいな、これがマゾの悦びや!ふふふ。」


 俺の言葉も聞こえないとは思ったが、ミキの耳元にささやいた。
 浴室には怒張を抜き差しするビチャッビチュッと淫らな音と、電動歯ブラシのモーター音と、悦楽の蜘蛛の糸に囚われ現実(うつつ)と夢の幽明境を漂い、薄れつつある意識の中での弱まりつつあるミキの声が混じりあい、ハーモニーを奏でていた。
 そして、俺の快感が集中し始めた。
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