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梨華との秘密
第11章 双華繚乱
 彼女が頂点を迎えるのと同時に、俺の怒張が爆発し、全てを三奈の中にぶちまけていた。
 俺の身体に身を預け、快楽の中にいる三奈の肉襞が別の生き物の様に怒張を締め付け、男の精を絞り出していた。


「あぐっ、、あなたの、、また、、いっ、、、んくっ、、、。」


 俺が三奈に言葉を発そうとした瞬間、携帯が鳴った。
 どうしようかと思ったが、俺は三奈と繋がったまま携帯を取っていた。


「はい、松川、エッ、ミキ!」


 思いもかけないミキからの電話だった。


「お父さん、、あの、、ごめんなさい、、、ん、ううぅ、ごめんなさい、、んん、、うぅぅ、、、。」


 俺は驚きとわけのわからなさで混乱していた。
 携帯の向こう側からは、ミキの泣き声が聞こえていた。
 繋がったままの三奈が、声を押し殺すように唇を手で抑えながら快感の名残に耐えていた。


「ミキ、、謝らなくても、いいよ。ミキ、、ユックリ泣きなさい。聞いてるから、、。」


 トンチンカンだと思ったが、そう言うのが俺には精一杯だった。


「パパ、ミキさんからなの?」


 梨華の様子を探るような声が聞こえ、三奈の肉体がビクンと反応した。


「お父さん、そこに二人いるの?私、、邪魔に、ならない?」


 ミキの探るような弱気な声が聞こえた。


「ん?邪魔にはならんよ。一緒にクリスマスしようか、家族で。」


 不安になりながら、ダメ元で俺は聞いていた。


「ミキ、さん、、なの、、んっ、、。」


 快感に炙られながら、三奈が声を絞り出すように聞いてきた。


「うん、ミキからだよ。三奈、話すかね?」


 俺と繋がり、未だに快感に囚われた三奈の声を、ミキの気持ちを翻させるために聞かせようとしたが、


「お父さん、クリスマス、、一緒に、ごめんなさい、私、わがままで、、お父さん、、。」


 泣きながら声を絞り出しているのが、携帯の向こう側から伝わり、俺は激しい後悔とミキの母親への申し訳なさで言葉につまっていた。
 すると、三奈が携帯に唇を寄せ、唇を動かした。


「ミキちゃ、ん、だめ、よ、考え、変えちゃ、、んん、、私みたいに、、なっちゃ、、だめよ。ん、、。」


 喘ぎをこらえながら、三奈は言葉を絞り出したが、


「ごめんなさい、ママ、私、そこにいたい、お父さん、、行っていいですか?お父さん、、。」
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