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梨華との秘密
第11章 双華繚乱
 しかし、ミキは少し考えるように瞼を閉じ、


「お父さん、本当は嫌です。辛いです、でも、私がもう少し早くホンとの事を言っていればって、、。でも、私、このまま何も知らずにいるより、お母さんが知りたかったこと、なりかったことを、私、知りたかったし、お父さんがお母さんに気を使って、出来なかったことを、私、知りたかった。さっきまでのでわかったの私、お父さんとどんなことが有っても離れたくないって。だから、、、。」


 ミキの瞳から、大粒の涙があふれた。
 思わず彼女を抱き締め、唇を重ねていた。
 ユックリと時間を埋めるように、唇を放しながらお互いの視線がからみついていた。


「あらあら、まだ少し早くないの?うふふっ、出来たわよ、二人とも食事が先よ。」


 チラチラとこちらを見ていた三奈の一言で、俺とミキは身体を離していた。
 テーブルの上に料理を並べながら、梨華の目がキラキラとイタズラッぽく二人を見ていた。


「パパ、お姉さんとなんか良いムードね。うふっ、なんか、私まで嬉しくなっちゃった。」


「ありがとう、梨華ちゃん。うん、お父さんとは、良い感じよ。裸だけどね。梨華ちゃん、ここに来て、私も手伝うわ。」


 えっ、という声に梨華の驚きが込もっていたが、ミキが立ち上がると、梨華が俺の横に立ちプルンとした唇が近づいていた。
 ユックリと娘の唇の柔らかい感触が、俺の欲望を刺激していた。


「パパ、ごめんなさい。お姉さんにヤキモチ妬いちゃった。後でお仕置き受けます。うふふっ。」


 可憐な少女の瞳に嫉妬の炎が、小さく灯っていた。


「あぁ、後でね。姉妹仲良くするんだ。食事の準備をするんだ、梨華。その後で、ママとお姉さんの奴隷の印をつけるからね。手伝ってくれるかな?」


「えっ、はい?私も欲しいな、それ。」


 思わない答えが返って来たが、


「欲しいんだ。そうやなあ、高校卒業したら奴隷の印、つけてあげるわ。それまでは、我慢しなさいな。」


「どうしても、欲しいんだけど、パパ、だめ?」


 ミキが現れた効果が、別の形で梨華の言葉と態度に表れていたが、俺は彼女に考えさせるつもりで、


「そんなに欲しいんだ。けど、ちょっと難しいかな?梨華には修学旅行があるだろ?それに、プールの授業もあるだろ?その意味、わかるよね?」


「えっ、修学旅行?プール?うそっ!」
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